じぶんは最強の「矛」と「盾」がほしいだろうか?
「矛盾」ということばって、
いろいろ、興味ぶかいと思うのよね。
「どんな盾(たて)でも貫き通す矛(ほこ)」と
「どんな矛でも貫き通すことのできない盾」が、
お店で売られていて、そして、とあるお客から
「その矛で、その盾を突いたら、どうなる?」と問われて…。
っていうお話しより「辻褄の合わない」の意味として、
「矛盾」ということばが生まれた。
とのこととぞんじますが。
なんだか、このお話しがさ、
こういう状況って、ありえそうかも。って思えるし。
ほんとうに突いたらどうなるんだろう???
とゆうのも、ちょっと気になるし。また、そもそも、
「これは矛盾しているわ。」みたいなときって、
まま、あるから。
そういうときのことを、
「矛」と「盾」の漢字を組み合わせて
「矛盾」と名づけた。ってえのが、
このことばを作ったひと、すごい! と思う。
と、そう思っていたときにねぇ、
今から約2か月まえの9月6日、
糸井重里さんがほぼ日の「今日のダーリン」で、
「矛盾」についてのことを書いておられたのよね。
その日の「今日のダーリン」より引用を申しますと、、
なるほどねぇ、と教科書で習ったときに思って、
そのまま、いわば丸覚えをしていたのだけれど、
その最強の「矛」だとか、最強の「盾」だとか、
じぶんはほしいだろうかと、いまさら考えた。
‥‥要らねぇ。
使いみちもないし、飾っておいてもじゃまになる。
まぁ、だれが考えても、株式会社「ほぼ日」の仕事に、
矛だの盾だのが必要になることもないから、
要らねぇことはわかっていたはずだよ。
ぼくは、この日の「今日のダーリン」を読みながら、
なんだか、すこし、
目が覚めるような気持ちがした。
たしかに、糸井さんおっしゃるように、
「最強の矛」も「最強の盾」も、ぼくは、
どちらも要らねぇ。
この「いちばん強い」というのもさ、
「いちばん」なんてぇ、
言っても、ないような気もするし。
「大袈裟なことば」と「大袈裟なことば」が出合うことで、
「矛盾」が発生する、ようにも感じられるし。
そんな「矛盾」という状態って、言ってみれば、
ことばのまやかし、みたいなことなのかもしれない。
最強とか、最高とか、世界一とか、よりも、
ほしいものがほしいわ。
はて、ぼくが今「ほしいもの」って、なんだろか???
令和元年11月8日