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『IT'S SHOWTIME!!』を聴いて思い出したこと。

前回noteでは、先日購入しましたB'zのライブ映像作品
『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』
を鑑賞したことを申しました。
そして、このライブ映像の中でね、
ライブ終盤、B'zの2003年リリースシングル曲
『IT'S SHOWTIME!!』を聴きながら、
とあることを思い出してそのことを考えていたの。

その「とあること」というのは、以前、
とは言っても西暦何年のことかは憶えていないですが、
でも、それは2003年以降の、ぼくが
20代だったころのある日、高校のときの友人たち4人で
地元のカラオケへと行こうとして、するとそのとき、
友人のうちのひとりの携帯電話に連絡があって、
その連絡によれば、友人の友人とその
友人の友人たち、ぼくはお会いしたことのない
女性4名の方々が来られる、とのことでして、
そのみなさんでカラオケを訪れました。

そして、カラオケでのぼくの番がやって来て、
ここでぼくが歌った曲は、このシングルの
リリース直後のころだったかどうかはわからないけど、
B'zの『IT'S SHOWTIME!!』なのでした。
そうして歌い終わったとき、友人の友人の
女性のうちのおひとりの方が、ぼくに対して
「歌はうまいけど、つまらないね。」とおっしゃった。
この彼女のことばを聞いて、ぼくとしては、
今日はじめて会った人に、なんで
そんなことを言われないといけないの?!
って感じてしまって、いやな気持ちになってしまって、
友人たちには、もう帰る! と申しながら、
でも実際は帰らずで、この日はカラオケ店まで
ぼくの車で来ていたので、その車の中で
しばらくのあいだひとりでぼーっとしていた。

ぼくは歌を歌うのは好きなんだけれども、
でも、べつに、歌が
うまいわけではない、とは思っている。
それはおそらく、たとえば、
大きい声が出る、とか、もしくは
ぼくの身長が160cmあるかないかぐらいの小さくて、
というのが関連しているかは存じないけど
高い声が出る、とか、というのはあるとしても、
リズム感があるわけでもないし、
のどがよわい、と申しますか、つまり、
発声法が適切ではない、とか。つまりはさ、
ぼくが歌を歌うときには、大きな声と
はったりでごまかしながら歌っている、
と、今では思っている。

今、このうえのところでね、
「今では思っている」と記したですが、
「今では」ということは、昔はそうじゃあなかった。
いわば、以前、たとえば、その
カラオケの当時のころだっても、
ぼくは、歌がうまい! って、
じぶんでは思っていて、つまり、
勘違いをしていた、と、今となっては思える。
言い換えれば、調子をこいていた。

「歌う」という行為とは、
その歌声の中に、じぶん自身の
すべての気持ちや感情が込められるかのような、
そんな不思議なものである、
とも思うのですが。そう考えるとすれば、
当時のぼくが歌っていた歌声の中には、
そういうような調子こいてる感じが、
表現されてしまっていたんだろう。
そして、この歌を聴いたある女性は
「歌はうまいけど、つまらないね。」
と言われた。
このことばを耳にしたぼくは、
そのことが図星なのだと感じて、
それですねてしまった、って、今は思う。

でも当時のぼくは、
そこまで考えることができなくって、
ちょっとキレてしまって、、

虚しさに嘖まれる キミが欲しかったのは臨場感
人の気持ちつかめない ボクに足りないのは想像力

IT'S SHOWTIME!!/B'z

このことを考えるとすれば、B'zの
『IT'S SHOWTIME!!』的に言うならば、
ぼくに足りなかったのは、人の気持ちを
つかむための想像力なのだった、
というふうに存じる。

イエス!!

そのカラオケのとき、車の中でぼんやりしながら
しばらく時間が経ってから部屋へと戻ると、
友人のひとりが選曲されたと思われる
THE BLUE HEARTSの『TRAIN-TRAIN』が歌われていて。
ぼくも一緒になってみんなで歌いながら、そして
ある女性の方からは「大丈夫?」と訊ねられて、
非常に気をつかわせてしまったし、ぼくに
「つまらない。」とおっしゃった女性は、
たしか、その場にはおられなくって、
傷つけてしまった、と、鑑みる。

そんなことをね、このたびの
B'zのライブ映像を観ながら思い出しながら、
考えておりました。。。

目をそらさず こっちを見てよ
キミだけが ボクを変える〜♪

令和6年4月9日