見出し画像

「自己中心的」はよくないのか?(惑星と逆行運動ver.)

「自己」や「他己」に関するようなことを
さいきんのブログでは記しているのですが、
さらにね、「自己」と言えば
「自己中心的」という考え方だなあ。

「自己中心的」という状態は、
一般的にはよくないとされている。
つまり、「自己中心的な人」とは、
じぶんのことしか考えていない、というかのごとく。
でも、ならば、
どういう状態がよいのか? を考えるにしても、
ぼくはよくわからないと言えばよくわからないな。

たとえば、この
「自己中心的」がよくないならば、逆に
「他己中心的」のほうがよいか?! ってゆうのも、
そうではないとも思えるし。
つまりはさ、じぶん自身の人生を
他人を中心にして生きる、というのも
よくないと思う。ともすれば、ぼくとしては
じぶん自身の人生とは、自己を
中心に据えて考えたほうがよいのではないか?
って思うとするならば、つまり、それは
「自己中心的」というか、むしろ、その「的」を取って
「自己中心」がよいのではないかと考える。

太陽という恒星は、
自己中心だとは思うけれど、でも、
自己中心だからと言って、太陽のことを
「あいつは自己中心だからだめなやつだ!」
とかは言わない。
太陽があって、そして、その回りを
惑星が運動することによって、
地球では季節があったりして、いわゆる
太陽の恩恵を受けていたりもするのだから。

‥‥というふうにも考えながら思うのはね、
「自己中心的」がよくないのは、
その人が「中心」に居るからじゃない。
その人が中心に居ることによって、周囲の人々が
「振り回される」ことにあると想像する。

太陽の回りを動く惑星たちは、決して
中心に居る太陽に振り回されてはいない。
惑星は、振り回されないまま
太陽のまわりを周期的に公転してゆく。
(このごろ、魚豊さんの漫画作品
『チ。―地球の運動について―』をすこしずつ
 読み進めているですが、たとえば、
 地動説や天動説、及び、地球や太陽や星のこと、
 すごい! って思いながら読んでます。
 今後放映されるアニメもたのしみ〜!!!)
つまりはさ、
他人を振り回さない、かつ、
他人に振り回されないような、
自己中心的ならば、よい、とぼくは思うの。

このうえのところでね、
「自己中心的な人」とは、
じぶんのことしか考えていない、というかのごとく、
と申したけれど、この
「じぶんのことしか考えていない」とは、言い替えれば
「じぶんのことすら考えていない」なのではないか?!
とも思ったりもする。つまり、
「よくない自己中心的」というのは、いわば、
じぶん自身のことを考えていない。
はたまた、逆を言えば、
じぶん自身のこと、及び、他人のことも
よく考えるかのような「自己中心」ならば、
よい、って思うんですが、どうなのでしょうか???

地球と火星の関係性のごとく、
あるときには、火星が
逆行するかのように惑うみたいにして、
ぼくも、あなたも、この
宇宙の中を運動してゆく。

そして、どの星においても
星の中心へと向かって、
りんごは落ちるのだろう。

令和6年9月13日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?