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作品の意味がさらに見えてくることもあるから。

(今回のブログではライブ演出のねたばれがあります。)

昨日のブログでは、一昨日の日曜日、
名古屋へと訪れたことを申しあげました。
まずはね、松坂屋美術館にて
「キース・ヘリング展」を鑑賞してから、
つぎに向かう場所は、矢場町駅より
地下鉄名城線に乗り栄駅で乗り換えて、
地下鉄東山線で名駅へ、そして
あおなみ線に乗り金城ふ頭駅で降りまして、
「ポートメッセなごや 第1展示館」へと。

Mr.Childrenのライブツアー
「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」
行ってきました〜!!!!

Mr.Childrenのライブ、ぼく自身としては
2018年の「重力と呼吸」ツアー以来なので、
6年ぶり?! そのあいだ、ミスチルのライブは
映像作品や配信中継では観たりしていたけれども、
やっぱり、リアルのライブは嬉しい。
会場へと到着して、
Tシャツ等のグッズを購入してから入場。
席は、ステージから見て正面の
客席最後方(後ろから二番目でした)、特設の
ブリージア(スタンド)席でステージからは遠かったですが、
高い位置からの鑑賞で、会場全体を
見渡すことができたのがよかったなあと思う。

このうえでね、ぼくのミスチルのライブは
2018年の「重力と呼吸」ツアー以来と記したけれど、
そう考えると、ぼくはたとえば、活動何十周年として開催される
ベスト選曲のライブもよいと思うですが、その
「重力と呼吸」ツアーも、及び、今回のツアーも
アルバムリリースのライブで、やはり
アルバムのライブ、好きなんだなあ〜。
アルバムならではのセットリスト及び演出だったり、
はたまた、ライブによって、そのアルバムの作品の
意味がさらに見えてくることもあるから。

たとえば、ぼくは参加していないですが、
2000年〜2001年開催の「Concert Tour Q」は、
アルバム『Q』のリリースツアーで、この
『Q』という作品は、どちらかと言えば
よくわからないような、もしくは
くせがつよいかのようなアルバムで、でも、
映像作品で鑑賞しながら、とくにアンコールの
『友とコーヒーと嘘と胃袋』はさ、この
ライブバージョンだからこそ、
そういうことだったのか! って思えながら、そこから
アルバム『Q』が大好きになったのよねえ。
はたまた、ぼくが参加したツアーですと、
2007年開催「"HOME"TOUR」では
『フェイク』→『Any』のつながりがすごかったし、
2012年〜2013年の「(an imitation) blood orange]Tour」ツアーでは
ライブ一曲目が、まさかの
『過去と未来と交信する男』だったのが驚きだったし、
2018年の「重力と呼吸」ツアーでは、とくに
『花 -Mémento-Mori-』が素敵だったなあ〜。

そして、今回の「miss you arena tour」もまた
アルバムツアーならではのセットリストがすばらしかった。
具体的な曲名は記さないですが、たとえば、
ライブのスタート一曲目で
(そう来る?!)と思い、次の曲では
(そうか!)と思いつつ、次の曲では
(なるほどぉ〜。)と思いながら、その次の曲では
(まじか!!)、なおかつ、そのまた次の曲では
(泣ける。。。)って思って、
そんなふうにしてライブが進んでいったから。

最新アルバム「miss you」とは、
ぼくなりの解釈で申すならば、じぶん自身が
「老いること」なのだと思っている。
アルバムの雰囲気としては、全体的に
派手さは無く、シリアスさや静けさを感じる。
その感じが、ぼくなりには、当初
Mr.Childrenのアルバム作品としては異質だと思っていた。

ライブ直前のころ、ライブ鑑賞のために
アルバム「miss you」と、これまでの曲を
ベストアルバムであらためて聴きながら感じていたのは、
そのような「老いること」及び
シリアスのような曲って、Mr.Childrenの作品の中では
じつはたくさんあり、つまり、
この曲も、この曲も、この曲も、そして、この曲も
アルバム「miss you」と似合うやもしらないと思いながら。
そのように思っていたそれらの曲の中では、
ライブで実際に演奏された曲もあったし、
そうでない曲ももちろんあったのですが、と、
そう思えば、アルバム「miss you」とは
異質な作品ではぜんぜんなくて、これまでにも
ミスチルはずっとそのような作品を作ってこられた。

ってゆうようなことをね、このたびの
ライブを観て感じていたら、
ライブのあいだ、ずっと
泣きそうになっていたり、いや、
泣いていた場面もたくさんあったんだなあ〜。
そして、やはり、このアルバム
「miss you」がさらに好きになったんだった!

帰宅後、身体の疲れはあるけど
気持ちは軽くなっているようにも思えて、
そんな身体と気持ちのことを感じながら、
ぼくもまた、これからの日々を
過ごせてゆけたらと思いました。

令和6年10月15日