痺れるような出会いを思い出せたら。
昨日のブログでは、ロックバンド・
くるりの映画『くるりのえいが』を観てから、
最新アルバム『感覚は道標』をさらに聴き、また、
1stアルバム『さよならストレンジャー』からの
2ndアルバム『図鑑』及び
3rdアルバム『TEAM ROCK』を、
あらためて聴いたことを申しました。
ぼくは、くるりの音楽を
デビューのころからは聴いておらず、
のちのちになって聴くようになり、とくに
1stや2ndのアルバムは熱心には聴いてなかったですが。
このたび『くるりのえいが』を観て、2002年まで在籍されていた
オリジナルメンバーの森さんが参加なされました
最新アルバム『感覚は道標』とは、
こういうふうに作られていたんだなあ、と、垣間観ながら、
おそらくこのようにして作られただろう初期のアルバムも
バンドの熱量や工夫に満ちた素晴らしい作品だなあ、って、
あらためて感じることができました。
とくにはさ、やっぱり、
2ndアルバム『図鑑』で収録されている
シングル曲『街』の歌詞の中には、
【鍵をなくして】や【鍵を探して】という
ことばが登場していて、かたや、最新アルバム
『感覚は道標』収録の『In Your Life』では、
【あの頃無くした 鍵はどうもこれだった】
と歌われていて、『街』のこの箇所を
あらためて聴いたときには、はっとして、
『In Your Life』とは『街』のアンサーソングだ!
と思ったら、なんだか泣きそうになった、
というところまでを昨日のブログで書いたけれども。
約20年の時が経ち、バンドの
オリジナルメンバーで集まって音楽を作る、
となったとき、たとえば、
かつて無くしてしまった「鍵」を、
今、見つける、なんて、
なんとも素敵だなあ、と感じるのですが。
いや、でも、現在41歳のぼくも
10代及び20代のころに無くしてしまった
「鍵」というのがあって、いつか、その「鍵」を
【あの頃無くした 鍵はどうもこれだった】
と思える日が来るんだろうか?
そうなるように、と、
強い期待はしないが、でも、
そうなれるようにと祈りながら、
今のぼくは、じぶんのできることを
ひとつずつやってゆくだけだ。
そうしていつの日か、あの
痺れるような出会いを思い出せたら。
国道を走りながら、
音楽を聴きながら、
安全運転には気をつけながら、
ねじれたカーブのドライブインへと入り、
飲み物を買いにゆく。飲んで、
こんな味だったっけな、と感じながら。。。
炭酸 口にほろ苦し♪
令和5年10月30日