じぶんが間違えて覚えてしまっていたこと。
前回noteでは、漢字の「競」という字の一部を
ぼくはこれまで間違えて覚えていた。
ってえのを申しあげましたが。
そういう、じぶんが間違えて覚えてしまっていたことって、
ほかにもいろいろございまして。
たとえば、
たしか小学3年生ごろだったと思うんですが、
知っている「四字熟語」を手を挙げて答える。
というときがあって。ぼくは、こういうときにゃあ、
けっこう得意になって手を挙げたほうなんだけれども。
そのときぼくが答えようとした四字熟語は、
「馬耳東風」だったですが。それをね、ぼくは、
「ばんじとうふう」
と言って。それを聞いた先生はちょっと考えながら、
「それは『ばじとうふう』と読むのよ。」
と教えてくださった。
ぼくとしては、けっこう恥ずかしかったけれど、
そうなのねえー! と思った。
というのが、ひとつ。
ほかにはね、デザインの専門学校へ通っていたころの、
学校の海外研修でパリとロンドンへ行くので、
その旅先でのスケジュールを立てているときのこと。
ぼくはグラフィックデザイン科だったんですが、
いっしょに行く建築系の学科のメンバーがね、
パリ郊外、ル・コルビュジエ設計の「サヴォア邸」を観に行く。
と言うので。ぼくだってもさ、
いちおう大学では建築学科であったし、
大学の課題で、模型だっても作ったし。
なので、建築系の先生にその旨を伝えようとしたときに、
「ぼくもコルビュジエの『サヴァオ邸』行きたい!」
と言ったのよね。そうすると、先生は、
「『サヴァオ邸』じゃなく『サヴォア邸』だよ。」
とおっしゃって。ぼくは、え?! と思って。
大学の先生がどう教えておられたかは憶えていないですが、
なぜか、ぼくは「サヴァオ邸」だと思ってたんだった。
これが、フランス語の発音と日本語の表記の問題かどうかも、
よくわからないけれど。それで結局は、
ぼくは、このサヴォア邸には行かず、
パリの美術館やお店やグラフィックをメインで巡った。
というのが、ひとつ。
このほかにはさ、
学習塾講師のアルバイトを始めてすぐのことですが。
中学生の理科の教科を見ていたときに、
理科の実験での「赤褐色」の沈殿のことを、ぼくは
「あかかっしょく」と口にしたら、生徒から、
「『せっかっしょく』ですよねぇ。。。」
と正されて。これはやっぱり、恥ずかしかった。
でも、なぜか、これまでそう読んでしまっていたことに、
気がついたのよね。。。
‥‥と、そうやって、いろいろ、
じぶんが間違えて記憶してしまっていることって、
たぶんにあって。
そういうのを、じぶんで知りたい!!!
ってゆうような、でも、これらのような、
「正解」が決まっていることならば、まだしも。
「正解」が無いような、たとえば、
「考え方」とか「思想」とか「理念」みたいなことってば、
どうしてもじぶんが持っているそれらを、
じぶんで「正しい」と思ってしまいやすいと思うから。
じぶんの「考え方」や「思想」や「理念」みたいなものも、
じぶんで注意深く見ていながら、
これはじぶんが間違えて考えてしまっているなあ。
と感じたら、そのことを、
よりもっと真に考えられるようでありたい。
そのためにも、じぶん自身の「窓」は、
すこしでも開けておきたいの〜。
令和元年9月11日