「パワークラシー」について。
先日、内田樹さんが、
トップダウン型の組織における
「パワークラシー」についてツイートされていた。
トップダウン型、つまり、
組織の上層部による意思決定が
上位から下位へと伝達され、下位の人たちに
その決定を従わせる方式と存じますが、
そのような組織では、及び、
そのようなチームが作られるときには、まず
「誰がどれくらい権力を持っているのか?」
の吟味と考量が、
組織の最優先タスクとなる。
そしてまた、
組織のメンバーも、組織内において
「誰がどれくらい権力を持っているのか」
を見極めることが、最優先課題となってくる。
それは、つまり、
誰に「おべんちゃら」を言うべきか、
誰に「屈辱感」を与えても良いのか、
を確認すること。このような、
「パワー」による階層化が済みしだい、
組織は動きはじまる。
「マウンティング」ということばって、
いつごろからかよく聞くようになったけれど、
そういえば、ぼくはこれまで
あんまりぴんと来ていなくって、でも、この
内田さんのツイートを読みながら、
マウンティングとは、つまり、
「下位者に屈辱感を与えること」
なのだと考えてみると、
なるほどなあ、と思いました。
そのように考えてみるとね、たとえば、
よいかわるいかは置いておいて、また、
おおきいちいさいかも置いておいて、
そういうような、
「屈辱感」に「耐える」こと、って、
けっこうたくさんあるような気がするの。
つまりはさ、それに、
耐えられるのか、
耐えられないのか、
ということが、下位者にとっては
喫緊の問題となってくる、と申しますか。。。
内田樹さんのおっしゃる
「どれほど屈辱感を与えても反撃しない相手」
を探し出す、というのは、
こわさを感じつつも、そういうことも
あるかのようにも感じられる。
どうして、そんな
「トップダウン型」の組織のトップとは、
「パワークラシー」によって、
下位者へと屈辱感を与えるか? というのは、
おそらく、そのほうが、その本人にとっては
仕事のパフォーマンスが上がるんだろうなあ、
とも、想像をするのですが、
ほんとうのところは、よくわからないな。
内田さんのおっしゃるような
「めちゃ効率悪い」というのも、
うなずけるようにも思われるんだけれども。
ならば、この
「トップダウン型」の真逆の組織とは、
どういう組織なんだろう?!
語句で言うとすれば、たとえば、
「ボトムアップ型」的な組織だとは思うけれども、
とは言いつつ、具体なことはさ、
ぼくにはやっぱりよくわからないんだな〜。
令和5年3月21日