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あの日の未来がフラッシュバック!

「未来」について歌われる音楽は、
あまた、あるとはぞんじますが。
ぼくはさ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの
『フラッシュバック』という曲が、
とくにすきだなあー。

ふつう、「フラッシュバック」という語句って、
過去に起きたイヤな出来事が
とつぜんに思い出される、的な、
よくない事象として言われるけれども。

アジカンの『フラッシュバック』は、
そういうふうではなくって、、

旋風吹け
醜い過去から消し去って
強く願うそれ
あの日の未来がフラッシュバック
【フラッシュバック/ASIAN KUNG-FU GENERATION】

未来に起きた出来事が、
思い出される。みたいな。

その未来が、どんな未来なのか、
ほんとうにはわからなかったとしても、
今、強く願うことによって、もしかしたら
よい未来だっても、
フラッシュバックするのやもしれない。

アルバム『君繋ファイブエム』の
1曲目に収録されている
『フラッシュバック』のあとでは、間髪入れずに
次の『未来の破片』が始まるところもすきだし、
かっこいいー。

繋いでいたいよ
君の声が聞こえた日から萌える色
伸ばした手から漏れた粒が
未来を思って此処に光る
【未来の破片/ASIAN KUNG-FU GENERATION】

『フラッシュバック』が、たとえば、
「未来」から「今」に向かって
歌われる歌なのだとすれば、そのぎゃくに、
『未来の破片』は、
「今」から「未来」を思う歌だなあ。。。

そして、この
『君繋ファイブエム』の約12年後、
2015年にリリースされました
アルバム『Wonder Future』の表題曲
『Wonder Future/ワンダーフューチャー』では、、

ワンダーフューチャー
霧の先にどんな未来が待っていたって
もう漕ぎ出してしまったんだな
【Wonder Future/ワンダーフューチャー/ASIAN KUNG-FU GENERATION】

その先の未来では、
悲しみや疲れや不安も訪れているともしても、
それらを受け入れながら、
さらなる未来へと、もう、
漕ぎ出してしまったんだな。
と歌われていて。

この『Wonder Future』という曲をね、
『未来の破片』のアンサーソングとして考えると、
はかなさや、せつなさも感じるけど。
それも、また、未来への
希望と呼べるのかもしれないな。

細胞膜に包まって 3分間で40倍!!!!!

令和3年1月19日