見出し画像

名前と川と橋の光景。

せんじつはさ、
【「ハク」と「コハク川」と「名前」のこと。】と、
【名前にまつわるエトセトラ。】という
「名前」についてのことをブログで書いた直後、
映画『竜とそばかすの姫』を観に行ったので、
この『竜とそばかすの姫』という映画もね、たとえば、
主人公の名前が、
現実の世界では「すず」、
仮想世界の<U>では「ベル(Belle)」ってゆう、
ふたつの名前が行き来する物語でもあるので、
どことなく、じぶんが書いたブログの感じと
つながっているようにも思われて、うれしかったの。

主人公の「すず」が、
<U>のアバターの名前をつけるとき、
英語で「鈴」をあらわす「Bell」ではなくて、
それに「e」をつけ、たしか
映画の中で言われていたと思うけれども、
フランス語で「美しい」(だったかな?)をあらわす
「Belle」とされていたのが、
なんだか、素敵だったなあー。

そしてまた映画を観てから、YouTubeで、
「Making of 竜とそばかすの姫」を観ておりまして。
その「第3回」の中で、監督・細田守さんが、
どうして映画の舞台が高知県なのか?
という質問に、、

「ひとつは、川が美しいことなんですよね。」

とおっしゃっていて。

「仁淀川」と「鏡川」という二つの川の風景、
たしかに、映画の中で美しかったし。
また、この「仁淀川」に架かる
欄干のない沈下橋を、すずが渡る場面も、
印象的だったのですが。

「橋」や「川」についてのことも、たまたま、
この前日にブログで書いていたので、
ここでもまた、そのときのじぶん自身の興味と
リンクしているふうに感じられて。
それもあいまって、
『竜とそばかすの姫』、すきだなあと感じたのよね。

同じくメイキングの第3回にて、細田監督が、、

「川ってのは、
 単に流れてて美しいだけじゃなくて、
 そこには、生と死が同時にある。
 なんてことを思ったので、川を舞台にしよう。
 で、その川がある高知を舞台にしよう、
 ということになった。」

ともおっしゃっていたですが。

ぼくが「橋」と「川」のことを書いたブログでは、当初、
【橋を渡る。】というタイトルにしたんだけど、
それだと、あまりにも生々しいように感じられて。
細田監督の仰る「生と死が同時にある」のごとく。
つまり、「橋」って、
「別の世界に移る」みたいな意味があるから。
そのタイトルだと、ぎゃくに、
どことなく怖いかなあと思いながら、あとで、
【地名的な橋の形成。】ってゆう、
ちょっと何言ってるかよくわからないような
タイトルに変更したんだった。

「川」も、そして、その川に架かる「橋」も、
なんてゆうか、
神秘的、というか、
ドラマ性がある、というか、
美しさと怖さが共存している、というか。
映画『竜とそばかすの姫』を観終えてから、
いろいろ考えるなかで、
なんだか、そんなことを想いました。

令和3年8月4日