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とっても印象的な終わり方。

昨日のブログでは、ひとつの曲の長さについて、
その曲がどのタイミングでどのようにして終わるか?
というのを考えながら思い出していたのは、
ビートルズの『Hey Jude』という曲の後半で
【ナー ナーナー ナナナナー ナナナナー ヘイジュード】
というメロディーがずっと繰り返される。
でもこのメロディーも、あるとき、
だんだんとフェードアウトされながら、
7分11秒の時間で終了する。
と思うならば、もしかしたら、この時間が
もっと短ければ物足りなくって、
もっと長ければお腹いっぱいになっちゃう、的な、
これがいちばんちょうど良いところなのやもしらない、
というのを申しあげまして。
そして、このことを記してから、さらに
ビートルズの音楽の終わり方について思っておりました。

たとえば、ぱっと思いつく曲で申すならば
『All You Need Is Love』かなあ。
『All You Need Is Love』の曲の終盤では
【ラブ イズ オールユーニード】
というメロディーが幾度とも繰り返されていて。
あわや、この曲も『ヘイ・ジュード』と同様に
そのメロディーがずっと歌われそうなんだけれども、
3分49秒(2015 Mix)で終わっている。
この終わるときというのが、とあるタイミングで
【シーラブズユー イェー イェー イェー】
というふうにして、突如、ビートルズの
『She Loves You』のメロディーが口ずさまれる。

『All You Need Is Love』の最後のところで
『She Loves You』のメロディーが歌われるのって、
とっても素敵だなあと思うし、はたまた
おもしろいとも思えるし、つまりはさ、いわば
曲の「オチ」みたいなふうになっていて、これが無ければ
『All You Need Is Love』は終われなかったのではないか?
というふうに感じられたりもする。

このことで思い出すのはね、B'zの1994年リリース
二枚組オリジナルアルバム『The 7th Blues』の
「DISC2」の最後で収録されている
『farewell song』という歌の後半では、
【ナー ナナー ナーナー ナー ナーナナー】
というメロディーが幾度も繰り返されるけれども。
この曲が終わるときの最後の場面では、
【こひしかるべき】
って、稲葉さんが歌われていて。
これは、ビートルズの
『All You Need Is Love』の最後で歌われるメロディーの
『She Loves You』がビートルズの三枚目のシングル曲で、
そのオマージュとして、B'zの三枚目のシングル
『LADY-GO-ROUND』のメロディーをご自身で引用されている、
というふうに聞いているですが。
『farewell song』も、そして
『LADY-GO-ROUND』も大好き!

もうすぐ 次の夜が 明けるよ〜♪

ビートルズの曲の終わり方でね、もうひとつ、
つよく思い出していたのは、
『A Day In The Life』だなあ。

劇的に展開してゆく『A Day In The Life』の曲の中で、
その最後でも「じゃーん!!!!!」って
劇的に終わる。しかも、アルバム
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のバージョンでは、
さらにその後、なんと申しますか、
セリフなのか、笑い声なのか、よくわからない音声が
リピートされるのがちょっとこわくって、それもまた
とっても印象的だ。。。

アイド ラブ トゥ タ〜ン ユ〜 オン〜♪

令和6年4月17日