重力を感じさせないドライブ。(11月ver.)
きょうから11月になるらしい。
いや、らしいとか言ってみても、
ほんとうは「らしい」ではなくって、
実際に11月になった。
なんだか、季節の体感的には
さっきまではとっても暑くて、
あるときに急激に寒くなった、
みたいなふうにも思えていて。
いわば、季節的には
8月が超長くて、9月後半ごろから10月までは
あっという間のようにも感じられるけれども、
それでも、今、暦の上では11月となっている。
もう、年末も近いんだから、
じぶん自身の今年一年はどうだったか?
なんてゆうことも考えてしまうけど。
じぶんの人生的には、この一年、なにかが
どれだけ前へと進んだか的なことはほとんどない。
ただただ、地球の公転に揺られながら
宇宙空間内をぐるっとドライブしていただけだ。
先日はね、図書館で借りてまいりましたDVDで
映画『ドライブ・マイ・カー』を鑑賞いたしました。
2021年の公開時は映画館で観られず、
その後、今になって
ようやく観る機会ができてうれしい。
映画の感想はうまく言えないけれども、
「ドライブ」というのもいろいろあって、
つまりはさ、たとえば、
うれしいドライブも、
たのしいドライブも、
かなしいドライブも、
せつないドライブも、
いつものドライブも、
過去を振り返るドライブも、
未来へと向けたドライブも、
現在を生きるためだけのドライブも、
すべてのドライブが素晴らしいものだ。
そして、この
ドライブでいちばん大事なことは、
言わずもがな、安全運転だ。
でも、それは
当たり前のことではあるけれど、でも、
とてもむつかしいことでもあるのだろう。
ぼくには、映画の中で登場する
「重力を感じさせない運転」
というのはできなくとも、
それでも、車を運転するときには
安全運転をこころがけなければならない。
車が走っているときには、その同時に
地球も宇宙空間を動いている。
この地球の動きとは、まさに
重力を感じさせないものだとも言える。
いや、りんごを落とせば
りんごは地面に落ちるから、
重力はあるのだが、日常生活では
重力を意識していないから。
映画とはまったく
関連してないやもしれないですが、
なんだか、そんなことも想ったんだった。
映画『ドライブ・マイ・カー』は
上映時間が179分あるそうなのですが、
そんな約3時間という長さは
ぜんぜん感じられないような、
心地よい、と申しますか、
不思議でもあるかのような、と申しますか、
重力を感じさせないような映画だったかなあ。
この11月の日々も、
重力を感じさせないかのごとく、
安全運転のドライビングでまいりたい。
令和5年11月1日