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二度目の『THE FIRST SLAM DUNK』。

前回noteでは、先日、
このごろ取り組んでいたことについて、
ひと区切りがついたことを申しまして。
そして、そんな昨日、市内の映画館にて、二度目の
『THE FIRST SLAM DUNK』を観てまいりました。

一度目のときはね、昨年
12月3日の公開初日で鑑賞いたしまして。
それから約二か月経ち、そして、
ひと区切りもついて、ようやく、こうして
二度目を観ることができてうれしい。

二度目でもやっぱり、
映画、すばらしかった〜。

2月1日より配布されておりました
入場者プレゼントの「ポストカード」、
もう無くなってしまっているかなあ?!
とも想いながら、まだ、もらえたので、
ありがたったなあー。

映画の感想をね、今回はたくさんの
ねたばれありで申したいですが。。。

(↓これより、ねたばれです。)



原作漫画における最終戦
「山王工業」戦について、映画では、
原作そのままのシーンだけでなくて、
原作から変更されたシーン、
原作から追加されたシーン、そして、
場面としては描かれながらも
キャラクターのセリフが言われなくなったシーン、
このどれもがさ、つまり、
映画のあらゆるすべてのシーンが、すばらしい。

たとえば、なんだろう、
「変更されたシーン」としましては、
試合中、キャプテン赤木が倒れ、
原作のストーリーでは陵南・魚住が登場して、
板前と成った魚住が、赤木の頭上で
大根の「かつらむき」をする、
という場面になるんだけれども、映画では、
メンバーが手をさしのべて、赤木を起こす、
という場面に変わっていて。それがさ、
まず、同級生の三井から手をさしだすところが、
泣けてきちゃう。でも、
三井にはもう赤木の身体を
支えるだけの体力は残っていないから、
赤木と一緒に転んでしまって、そこから
メンバーみんなで赤木を起こす、って、よいなあ。
原作の魚住による「かつらむき」も思い入れあるし、
だいすきな場面なんだけれども、
これはこれで、また、すばらしいなあ。

はたまた、「追加されたシーン」ですと、
今回の映画では、宮城が主人公とされていて、
宮城の過去をたくさん観ることができるですが。
そのなかでもね、試合の終盤ごろ、
宮城のお母さんが試合の会場へ来た、
というところだなあ。それもね、
母親が観られた場面というのが、宮城が
【こんな でけーのに 阻まれて どーする】
【ドリブルこそ チビの生きる道なんだよ!!】
と考えながら、次の瞬間、ディフェンスの
深津と沢北のあいだをすり抜けてゆく。
このシーンを宮城の母親が目撃していた、
ってゆうのを考えると、泣けてきてしまうし。
そもそも、原作を読んでいたときには、
この二人のあいだをドリブルで突破する、って、
どうなっているんだろう?! と疑問に感じていたから、
映像で観ることができてありがたかったな。

そしてさらに、「場面では描かれながらも
キャラクターのセリフが言われなくなったシーン」
と言えば、試合の最後、桜木が
【左手は そえるだけ…】
とつぶやき、このことばを聴いた流川が
桜木へとパスを出す、ってゆう場面でね、
映画では、この
【左手は そえるだけ…】
の音声は聴こえず、桜木が
口を動かすだけにとどめている。
この場面がさ、もう、ほんとうにすごい、というか。
ぼくだったらば、絶対に、この名ゼリフを
映画の中に組み込んでしまうと思うけれども、
実際では、そうではなかった。
このセリフを音声にしない、という演出は、
おどろいたし、また、SNSでも議論が巻き起こっていて、
たとえば、この桜木の声は、
映画を観ているぼくらには聴こえず、
でも、流川だけに聴こえていた、
という解釈が素敵だったなあー。

はたまた、二度目の鑑賞だからこそ、
想ったこともありまして。
それは、映画の冒頭、
幼少期の宮城が、自身より背が高い
兄・ソータとワンオンワンをしていて。
一方そのころ、原作においては、
山王の沢北が、自身より背の高い
父・テツとのワンオンワンに明け暮れていた。
はたまた、映画では、
沖縄より転校してきた宮城が
「生意気だ」といじめを受け、そして、原作において
沢北もまた同じようないじめを受けていた。
そう考えれば、同級生の宮城と沢北って、
似ているやもしれない。

そう想ったら、もう、映画の冒頭から
泣きそうになってしまった。。。

昨日、二度目の
『THE FIRST SLAM DUNK』を鑑賞しまして、
なんだか、そんなことを想いました〜。

令和5年2月11日