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青春の後ろ姿とさすらってゆくの。

昨年、タワレコオンラインのセールで購入しました
SKYEのライブ映像作品『SKYE TOUR 2022』を、
年末、途中までを観ていて、
昨日、そのつづきから最後までを観ておりました。

ライブ、よかったなあー!

鈴木茂さん、小原礼さん、林立夫さん、松任谷正隆さん、
の四名から成るロックバンド「SKYE」の、
2022年のライブツアーの演奏が、
映像作品として収録されているのですが。
ライブでは、
トランペットの市原ひかりさん、
テナーサックスの小林香織さん、
トロンボーンの駒野逸美さん、という
ブラスの楽器が合わさる演奏がかっこよいし、
そして、ライブのゲストとして
奥田民生さん、尾崎亜美さん、荒井由美さんが登場され、
演奏の曲が豪華で、すごかったです。
ぼくは民生さんのファンなのですが、民生さんの曲として
『BEEF』はレアだし、また、SKYEの演奏される
『イージュー★ライダー』及び、亜美さんが
コーラスで参加される『さすらい』は、
いつもの民生さんのライブ演奏ともまたちがった、
いわば、芳醇、と申しますか、
心地よさを感じておりました。
今回、映像作品ではございますが、
ライブ聴くことができてよかったです。

そしてさらにはね、
「亜美、由美、奥田民生、と言ったらなんだ?」
というアイディアより演奏することになったと仰る
「PUFFYメドレー」が、もう、素晴らしかったな。
『アジアの純真』→『これが私の生きる道』→
『渚にまつわるエトセトラ』とつづきながら、
その最後には、それらの曲の
すべてが入り乱れるように歌われていて
(←このこと、うまく説明できないけど!)、
かっこよかった!!!
とくに、この2024-2025年の今、
『アジアの純真』を聴くと、
イラン、アフガン、そして
バラライカの音色が聴こえる
ロシア・ウクライナの平和を祈る歌のように想えるなあ。。。

ぼくは、ユーミンの音楽を
あんまり存じていないですが、
演奏されていた曲の中でね、とくには
『あの日にかえりたい』が素敵だったなあ〜。

青春の後ろ姿を
人はみな 忘れてしまう

あの日にかえりたい/荒井由美

‥‥という歌詞における
【青春の後ろ姿】とは、
どういう姿なのか? というのは、
ぼくはよくわかってないけれども。
ネットで調べてみるとね、
1975年にリリースされたこの曲を、47年後の
2022年に演奏される、というのもまた
「青春」のように感じられるし、はたまた、
Wikipediaの情報によれば、当時、この曲を
レコーディングされたミュージシャンとして、
ドラムは林立夫さん、
ギターは鈴木茂さん、
キーボードは松任谷正隆さん、
ベースは、小原礼さんではなくて
細野晴臣さんと記されているのですが、
その当時、ぼくはまだ生まれてないけれど、
SKYEの方々の演奏で聴く『あの日にかえりたい』及び
ユーミンの曲々は、当時のファンの方々も
感慨ぶかく感じられるのだろうなあ、と想像いたします。

『あの日にかえりたい』では、
【暮れかかる都会の空を
 想い出は さすらってゆくの】
とも歌われているですが、
ここでぼくが思うのはね、この
【さすらってゆくの】
という歌詞からは、やはり、民生さんの
『さすらい』を思うし、ならば、
【青春の後ろ姿】の歌詞からは民生さんの
『イージュー★ライダー』の
【僕らの自由を 僕らの青春を】
の歌を思い出すんだから。

このことから、音楽とは
代々、受け継がれてゆく、
というのも感じられるようにも思っておりました。

そして、もちろん、
SKYEの曲、素晴らしかったです。
とくに、本編の最後で演奏されました
コロナ下のことが歌われるロックンロールナンバー
『ISOLATION』からのメドレー、よかった〜。

音楽って、いつまでも
楽しいんだなあ、って、
心より思いました!!!!

令和7年1月4日