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固有名詞が登場すること。

辞書の頁をぱらっと眺めるだけでも、
ことばって、あまりにもたくさんのものがある、
というのはわかるけど、いったいぜんたい
いくつのことばがあるのか? ってえのは、
ぼくは知らない。

昨日のブログでは、このブログを書くことにおいて
「なるべくいろいろなことを書きたい!」
という旨を申したですが、そのうちのひとつとして、
いろいろなことばを書きたい、
ってゆうのもございます。
つまり、これまでに使ったことのない語句を
ブログの中で書けたらよいなあ、というのも
あたまのかたすみでは思っていて、でも、
そうは言いつつなかなかできていないけれども。

いろいろなことばとは言っても、たとえば、
動詞であったり、形容詞であったり、熟語であったり、
というふうに語句はいろいろあれども、
この場合でぼくが思うのは、名詞、そして
固有名詞を書けたら、と思っているの。
名詞及び固有名詞と言えば
地名、人名、商品名、物の名称、
なにかの用語、作品のタイトル、
などだとは存じますが、それらを
文章の中で使えるときには使ってゆけたい。

と、こういうふうに考えるときに
思い出されるのはね、音楽の歌詞の中で
固有名詞が登場するときって、なんだか、
驚きだったり、もしくは
どことなく嬉しくなったりもするから。

たとえば、ぱっと思い出す歌詞で申しあげますと
B'zの1995年リリースアルバム『LOOSE』収録の
『drive to MY WORLD』の中で歌われている
「セブンイレブン」という語句だなあ〜。

ドライヴしよう知らない世界へ
道路地図なんかは見ないで
家へと曲がる角を反対に曲がったりいいよ
夕暮れのセブンイレブンから
神社をすぎ深い森まで
気持ちの続く限り oh,さみしくない
道も続く

drive to MY WORLD/B'z

たとえば、この語句が
歌の中で登場することによって、
一気に雰囲気が具体的になり、かつ、
光景がリアルになってくると申しますか。
歌詞を書かれるB'zの稲葉さんのインタビューでは、
これまでの曲の歌詞では、このような
固有名詞はそれほど歌われなかったが、
この曲の中では自然と出てきた、
というふうにおっしゃっていた記憶もございます。

この曲を初めて聴いたのは、ぼくは
中学生のときだったけれども、当時、
ぼくの住む市内にはセブンイレブンが無くって、
歌を聴きながら、この語句とはコンビニである、
って把握していたかどうかはわからないけれども。
今、あらためて聴いてみるとこの歌詞も含めて
『drive to MY WORLD』かっこいい〜!!!

 新しい言葉が生まれる MY WORLD♪

同じく固有名詞が登場する歌としましては、
宇多田ヒカルさんの2007年リリースシングル
『Kiss & Cry』の中で歌われる
【今日は日清CUP NOODLE】の歌詞や、
サカナクションの2010年リリースアルバム『kikUUiki』収録曲の
『Klee』では、画家の
【パウル・クレー】の絵のことが歌われていたり、
くるりの2018年リリースアルバム『ソングライン』の表題曲
『ソングライン』で歌われている
【ハイネケン】【バドワイザー】【アードヴェグ ボウモアの黒】
というお酒の名称であったり、
レミオロメンの2006年リリースアルバム『HORIZON』収録の
『プログラム』という曲の中では
【センター試験受けてる】という歌詞が登場する。
これらのほかにもね、たとえば、
「地名」ならば、奥田民生さんの歌では
【アメリカ】【ジャマイカ】【インドネシア】【エチオピア】
【オレゴン】【三重】【佐賀】【ビルマ】【香港】【リスボン】
【イタリア】【モロッコ】【タンパベイ】【春日部】【広島】などなど、
「人名」ならば、Mr.Childrenの歌では
【宮沢賢治】【ルイ・アームストロング】【ミッシェルファイファー】
【手塚治虫】【ブルース・リー】【ジョン・レノン】【ディカプリオ】
【おりも政夫】【みのもんた】【ブラピ】【サルバドール・ダリ】などなど、
という歌のことを思い出しては、どの曲も
とってもインパクトがあって、
すごいなあ! そして、おもしろいなあ! と感じられる。

さらに挙げるとするならば、
忌野清志郎さんの『激しい雨』という曲で
【RCサクセションがきこえる
 RCサクセションが流れてる】
と歌われるのは、いつ聴いても泣けてきちゃう。。。

 Oh この世界が 平和だったころの夢♪

令和6年6月25日