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母親の特殊能力?

今日は一個前にげんなりする話を書いてしまったので、
お口直しに少しライトで短めで明るい話題を。

小学校の頃の話です。
家に帰ると、夕飯がカレーという日が月に何度かありました。

その日のお昼は大体、合わせたように学校の給食で「カレー」。

昼もカレー。
夜もカレー。
残ったら次の日の朝もカレー。

三食カレーの日。
示し合わせたようなカレーのかぶり具合に、いくらカレーが好きでも…と思い、母に聞いたことがあります。

「かあさん、今日学校でお昼カレーだったんだったんだけど、しっとる?」

給食の一覧表を持って帰って渡してはいるのですが、私も母もズボラな性格で、ホワイトボードに二つ折りの状況で掲示して、一度も顧みることがない為、学校の給食を母がちゃんと毎日チェックしているとは思えませんでした。

「え?そうだったん?」

本当なのか、誤魔化しているのか。
確かにカレーは作りやすいし、おいしいし、大体みんな喜んで食べるんだけど。

昼もカレーで夜もカレーだから、ちょっと違ったものがたまには食べたいのよね。とは、せっかく作ってくれた母に言うことはできないので、夜もカレー決定です。

そういえば、お昼カレーだとだいたいほぼ9割夜もカレーだから、やっぱり母はわざとなんじゃないかと思っています。

学校の給食は小学校までだったのですが、給食のメニューがカレーだったら、帰ったらきっと夜もカレーだわという何とも言えないある種の直感(ちがう)が冴え渡り、塾を終えて家に帰ると玄関からカレーの匂いがしていた。

そんな記憶です。
やっぱり給食一覧表、見てたんじゃないかって今でも疑ってます。

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石野@マクラメアクセサリー作家
天然石を極細の糸で編むマクラメクリエイター。天然石をマクラメの技法を駆使して宝石いっぱいのペンダントにしています。