ベビーシッターは こんなことできる2
みなさん、こんにちは。
NPO法人日本ホームチャイルドケア協会の村山です。
ベビーシッターてどんなお仕事?
保育園はいまや全国各地にあり、多くの方がご存じのことと思います。
ここ数年で、ベビーシッター利用者は増えてきていますが、ベビーシッターてなあに?とよく知らない方は、まだまだ多いようです。
ご存じの方の中には
お子さんを預ける!ということは同じなのですが、保育園には抵抗ないけれど、ベビーシッターには抵抗があるという利用者がいるのも現実です。
また、お子さんに寄り添った保育をしたい!と願う保育者がいる中で、
べビーシッターは、基本マンツーマンの保育だからこそ、寄り添った保育ができるということはわかりつつも、
”大変そう”というイメージの方がまさり、一歩踏み出せない方もいるようです。
それは、ベビーシッターの保育は見えづらい!ということからもくるのかな、ともとれます。マンツーマン保育で、かつ、プライバシー保護の観点から、実際の保育内容を知ることは非常に困難です。
ならば!!
ベビーシッターあるある!!で知ってもらおう!と思いました!
・・ということで、あるあるエピソードをお伝えしていきたいと思います。
喜び編 シッターKさんの経験〜
① 5年前に伺ったお宅は
Cちゃん 0歳4か月女の子 1人目のお子さんでした。
Cちゃんを初めてお預かりした時、
お母さんからいくつかお願い事がありました。
「娘のカーペットエリアには入らないでください」
→広さ畳3畳ほどのカーペットの外からお子さんに声をかけてあそびます。抱っこの際に膝をつくことはよいとのことでした。
「スマホはそこにあるウェットッシュで拭いて、なるべく使用しないでください」→光が身体によくないので。
「手洗い後は、ご自分のタオルではなく、置いてあるペーパータオルで拭いて下さい」
と、とっても衛生面に気をつかっていました。
お1人目の子育て中、衛生面にとても気をつかわれるご家庭は少なくありません。
②あれから5年。
Cちゃんは5歳になりました。 下には3歳の弟くん、0歳3か月の妹ちゃんがいるようになり久しぶりの訪問以来でした。
たしか、タオルはペーパー使用で、スマホは消毒、お子さまエリアは入らないように、、だったな、、、。
5年前を思い出しながら気を付けることをイメージしていざ訪問です!
ピンポーン♪
インターホンを鳴らすと、
「はあ~い!」大きな声が聞こえ、
バタバタ、、、ぱたぱた、、、賑やかな足音が近づいてきました。
③ガチャ!
扉が開くと、見えてきた光景以前とはちょっと、、いいえ、だいぶ違う雰囲気でした。
たくさんのおもちゃと、おむつと、食べ物が置いてあるリビングのカーペットの上には、生後3か月の妹ちゃんがあおむけでコロンと横になっていました。
大人の腰ほどの背が伸びたCちゃんと、オムツを履いている3歳の弟くんは、妹ちゃんをの上をピョン!とまたぎ、またまたピョン!と飛び越えて、、、はしゃいでいました。
私は、おっと!おっとー!と思わず声が出てしまうほど、ドキッとしましたが、お子さんたちは慣れたもので、妹ちゃんを踏むことはありません。お母さんは気にするそぶりなく、、笑顔で私を洗面所へ案内してくださいました。
以前のようなペーパータオルはありません。
④5年の月日が経ち、お子さんは成長され、お母さんは大らかになっておられました。なにより、みなさん笑顔で声も大きく、元気いっぱいです!
なるほど、、こうして変わっていくものなのだなあ、と感じ、なんだか嬉しくなりました。
お宅訪問は、子育て環境を肌で感じることができます。
5年前も、今もお母さんは一生懸命です。
笑顔いっぱいのご家族の姿に元気をいただきました!
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