事例検討~こんなとき、どうする?~
ベビーシッター等の訪問保育は、基本一人でのお仕事。
こんなとき、どうしたらいいの?
と思うこと、ありませんか?
今回はフリーランスベビーシッターとして活躍されている方の事例をもとに、事例検討を行いました。
オンライン勉強会「事例検討~こんなとき、どうする?~」
開催日:4月25日(日)21時〜22時
開催場所:@zoom(オンライン)
<事例の概要>
3歳男児
度重なる母親の入院をきっかけに、シッターを受け入れにくくなってきた。
<事例における課題>
子どものためにどう関わるといいのか。
保護者と、どう連携するといいのか。
この事例検討では正解を導き出すのではなく、状況を細かく分析し、子ども、ご家族にとっての幸せ、改善の糸口を皆さんと探っていきます。
ですので、慎重に、思い込みや感情はフラットに、少しずつ最適解を考えていきます。
今回の参加者は6名。
事例提供をしてくださったフリーランスのベビーシッターさんの他、4月からシッターを始めたばかりの方や、臨床心理士のかたまで幅広くご参加いただきました。
訪問保育はとても幅広く様々な事への対応スキルや知識が求められるにも関わらず、ひとりで仕事をすることがほとんどなので相談の場もなかなか無く、悩みを解決することが難しい仕事でもあります。
ですので、事例検討会を行うことで、複数の方のお知恵をおかりし、考え方を広げることで、ご家族とのかかわりの選択肢を広げ、ゆくゆくはそれがご家族の幸せへと結びつけていければと思っています。
事例の文章だけでは読み取れない、その背景にあるもの
事例を提供して下さった方のお話をまずはじっくりお聞きしました。
すると子どものメンタルと行動だけではなく、不安に感じてる原因や、保護者の方の関わりと子どもが求めていることとのギャップも見えてくるものがありました。
まずは出来るところところからやっていく
訪問保育は家庭の中に入り、ご家族と密に関わることでよりマッチした寄り添う支援が出来る一方、どこまで踏み込んで良いのか、自分には何が出来るのか、悩むことが必ず出てきます。
皆さんからも、完全解決ではなく、これからも色々な方法で解決していかなければいけないこともある、そして同じような状況になった時、どのような対応をすればよいだろうかという話になりました。
それから伝え方の難しさも。
今すぐできることとして、ご参加いただいた臨床心理士の方がおっしゃっていたことが参考になりました。例えば保育レポートの記入や口頭での引継ぎの際に、子どもの様子を喜怒哀楽で表すだけでなく、安心している、ほっとしている、という言葉に変えて伝えてみると、言語化の中に、さらにその子の雰囲気も伝えられ、保護者の方に伝えたいことを込めやすいかもしれない、ということでした。養護の視点ですよね。
信頼関係を築きながら、保護者の方の耳と心を開きやすくする。
保護者と子どもの不安を払しょくして、よりそった支援を目指して、まずは出来ることからコツコツと、丁寧にやっていきたいと思いました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
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