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iPhoneのアクションボタンでChatGPTを使い倒す
「せっかくChatGPTをインストールした、課金したのにあんま使えてない」「今思い返せば、あれ調べるときChatGPT使えばよかった」ってこと結構ありません?
僕も今まで、課金した割にChatGPTを全然使っていませんでした。だいたい調べ物はブラウザで検索して、たまに思いついたようにChatGPTにも聞いてみる、みたいなことが多かったのです。「ChatGPTという選択肢がある」という認識がまだ脳に定着しきっていないですし、慣れの都合上、ChatGPTアプリよりもSafariの方が開くハードルが低かったからです。
たいていの場合ChatGPTの方が親切
ブラウザで何かを検索する場合は
キーワード検索した後に表示される記事のタイトルのリストを見て
一番自分が知りたいことが書いてありそうな記事をピックアップして
2を開いて
もし期待する情報が得られなかったら別の記事を見に行ってみて…
みたいなステップを踏むわけですが、ChatGPTの方は自然言語のやり取りでより少ないステップで期待する情報にアクセスできます。
OpenAIのモデルにはカットオフ日がある(モデルの学習データに最新の情報が含まれていない)ので「ChatGPTは最新情報の検索には適さない」という認識がある方もいると思いますが、少し前にSearch機能が使えるようになったこともあり、ChatGPTでもリアルタイムなWeb検索と同等の情報を十分得ることができます。
最近は、たいていの場合はChatGPTに尋ねた方が要領を得た回答をスムーズにもらいやすいと感じてます。
そんなわけで、ChatGPTを日頃から使う習慣をつけるための仕組みを考えていたのですが、1つバッチリハマったものがあったのでここで紹介します。
iPhoneのアクションボタンでChatGPTを開く
それはiPhone15以降に搭載されているアクションボタンを利用する方法です。正直、今までこのアクションボタンに明確な用途を見出すことができておらず、遊ばせている状態だったのですが、以下で説明するショートカットを割り当てることでとても便利になりました。
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アクションボタンにChatGPTのショートカットを割り当てる手順
設定は簡単で、
iPhoneのショートカットアプリで新規ショートカットを作成
ChatGPT-> Start Conversation with ChatGPTを選択
設定->アクションボタンを開く
右スワイプしてショートカットを選択
2で作成したStart Conversation with ChatGPTを指定
これでアクションボタンを長押しするとChatGPTが立ち上がるようになります。
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補足
実はこれ以外にも、実行時に画面上にダイアログが出てきて直接GPTにプロンプトを渡せるショートカット(Ask ChatGPT)等があるのですが、レスポンスが長くなったときに全体が読めず、現状少し使い勝手が悪いです。
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アクションボタンとかないんですけど
iPhone15以前の端末を使っている場合は上で紹介したショートカットを使うことはできませんが、ホーム画面にボタンを配置するなどの代替案を講じれば、ChatGPTへ容易にアクセスするための仕組みを作れそうです。
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ChatGPTに聞く頻度が増えた
この設定を反映して以降、なんでもかんでもChatGPTに聞くようになりました。
日頃の生活で気になったちょっとしたこととか、
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旅行中に次のプランを考える時とか…
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トレーニング中に気になったこととか…
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感覚的に、ちょっとした疑問に対する答えがスムーズに得られるようになりました。
まとめ
ここまで、ChatGPTを日常的に使うための仕組みとして、iPhone 15以降で利用できるアクションボタンへのショートカット設定や、15以前の端末での代替策について紹介しました。僕自身もこの設定を取り入れてみてから、「ちょっと気になるな」と思った瞬間にサッとChatGPTを開き、会話形式で情報収集することが習慣化しました。
気づいたら使い倒している状態で、何かにつけてブラウザ検索していた時よりも、情報収集やアイデア出しがスピーディになったと実感しています。とくに新しい発見があったのは、
具体的な状況に合わせて情報をまとめてもらえる
話し言葉で伝えられるから思考の流れに沿ったやりとりができる
(音声入力とも相性が良いため)隙間時間に活用しやすい
という点。些細な疑問が浮かんだときやちょっとしたアイデアの膨らませなどにも、気軽に頼れるのは大きなメリットです。
まだ「ChatGPTを使いこなせていない」「何か上手な活用方法が思いつかない」という方も多いと思いますが、まずは「ChatGPTをすぐ開ける状況」を整えるのが第一歩。今回紹介したアクションボタンの割り当てを含め、ショートカットを用意したり、ホーム画面のドックにアプリを置くなど、自分なりにアクセスを簡単にする工夫をぜひ試してみてください。
おわりに
ChatGPTは、単なる検索ツールだけではなく、学習やアイデアのブレスト、タスクの効率化など、いろいろな用途に活かすことができる汎用的なアシスタントとして活躍してくれます。ちょっとした設定で使いやすさが大きく変わるので、ぜひ今回の方法を参考に、みなさんもChatGPTを「使い倒す」きっかけを作ってみてください!