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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第5章 態(VOICE)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。


ポイント

  • 主語を言いたくないときに受動態になる

  • 受動態のby 人は原則不要!

中学の復習

  • 能動態の「目的語」を「主語」に(代名詞の目的格は主格に)

  • 現在:is[am/are]+過去分詞

  • 過去:was[were]+過去分詞

  • 助動詞:can[will/may/mustなど] be+過去分詞

  • by+能動態の主語を付ける(一般の人々や前後関係から行為者が推測できる、逆に行為者がわからない場合は省略することが多い)

  • by以外を使う受動態:covered with~(~で覆われている),interested in~(~に興味がある),known to~(~に知られている),satisfied with~(~に満足している),surprised at~(~に驚いた),made of~(~で出来ている【原料が一見してわかるもの】),made from~(~からつくられる【原料が一見してわからないもの】)…

能動態と受動態

  • 能動的な行為・動作「〜する」は能動態

  • 受身や被害「〜される」は受動態

受動態はbe+他動詞の過去分詞で、時制はbe動詞を変化させて表す。
能動文の主語にあたる部分は必要に応じてby+動作主やwith+物、の形で最後に置く。

061.Careless driving causes lots of accidents.⇒Lots of accidents are caused / by careless driving.(多くの事故は引き起こされる/運転者の不注意によって⇒運転者の不注意で引き起こされる事故が多い)
※lots of accidentsは三人称複数だからareで受ける
070.What is they discussing?⇒What is being discussed?(何が議論されていたのですか?)
※whatを主語にした受動態の現在進行形
062.They don't use this bridge very often.⇒This bridge is not used / very often.(この橋は使われていない/あまり⇒この橋はあまり利用されていない)
059.This castle was built / in the 4rd century.(この城は建てられた/4世紀に⇒この城は4世紀に造られたものである)
※動作主がわからない場合、もしくは動作主を話題にする意味が特にない場合は、受動態を用いることが多い 

第3文型の受動態

  • 目的語が再帰代名詞(oneself)やeach otherの場合は受動態をつくれない!

  • 目的語がthat節の場合はItを主語にする

第4文型の受動態

  • 物 for 人をとる動詞(利益~のためにしてあげる):buy,get,cook,make…※第3文型にしたときにforを用いる動詞の場合は、関節目的を主語にして受動態の文章をつくると「私はつくられた/料理された」のように不自然になって成立しない

  • 物 to 人をとる動詞(~に向かってと動作の方向を示す):give,lend,send,show,teach,tell…

第5文型の受動態

SVOの部分が第3文型のように受動態となり、Cはそのまま残る

071.The doctor advised me to lose weight.⇒I was advised / by the doctor /to lose weight.(私は忠告された/医者に/体重を減らすこと⇒私は医者に体重を減らすように忠告された)
※by the doctorは文末化、リズムのよいように受動態の直後に置く
065.They made me leave the room.⇒I was made / to leave the room.(私はされた/その部屋を離れること⇒私は部屋を立ち退かされた)
※能動態では原形不定詞の目的格補語が、受動態ではto不定詞になる。使役動詞makeの受動態はbe made to〜になる

受動態には「〜される」という動作を表すものと、「〜されている」という結果としての状態を表すものがある

067.The bank was closed / all day yesterday.(その銀行は閉ざされていた/昨日終日⇒その銀行は昨日は終日閉まっていた)
※状態を表す受動態。all day という副詞句から、状態が継続していたことがわかる。状態を表すbe+過去分詞の場合、過去分詞は形容詞的に働く
068.The solution was heated / at 100℃ / for 5 hours.(その溶液は熱せられた/100℃で/5時間⇒その溶液は100℃で5時間熱せられた)
※実験者よりもどういうプロセスを経たのかが重要。実験のプロセスに重点を置く場合に受動態をよく使う。
073.The argument went on / for a long time / and was recorded / on tape.(その議論は続いた/長時間/そして録音された/テープに⇒その議論は長時間続き、テープに録音された)
※同じ語が前の節で能動態の主語でありながら後の節で受動態の主語になることがある。逆の順もあり得る。

不定詞・分詞・動名詞の受動態

060.Much remains / to be studied.(多くはままでいる/研究される⇒まだ研究されていないものが多い)
※〜remain to be…は論文などによく使う決まった形

have[get]+O+過去分詞「Oを…される」

063.I had my bike stolen / last night.(私は自転車を盗まれた/昨夜⇒私は昨夜自転車を盗まれた)
※I was stolen my bike…としないように注意!動詞によっては、0を〜してもらうという使役の意味にもなる

句動詞の受動態

072.The launch of the space shuttle will be put off / at least three months.(スペースシャトルの打ち上げは延期される/少なくとも3ヶ月⇒スペースシャトルの打ち上げは少なくとも3ヶ月は延期される)
※put offのように1つの他動詞に相当する句動詞は、そのまま受動態にする。「〜される」のは未来のため、未来形になる

その他慣用句的なもの

074.This port is known / to people all over the world.(この港は知られている/世界中の人々に⇒この港は世界中に知られている)
※be known to (someone)で「(だれか)に知られている」。意図的に知ろうとして知った場合には、byを用いることが多い。
064.After the war, / he was engaged / in farming.(戦後/彼は従事していた/農業に⇒戦後、彼は農業に従事していた)
※engageは受動態で使うことが多い
066.The man was dressed / in a dark business suit.(その男は着ていた/黒っぽい背広を⇒その男は黒っぽい背広を着ていた)
※be dressed inで「着ている」を表す

日本語からの類推で誤りやすい英語の受動態

075.Many people were killed / in the earthquake and tsunami.(たくさんの人が殺された/その地震と津波で⇒その地震と津波でたくさんの人が死んだ)
※災害や戦争などで死ぬというときは、be killedを使うことが多いが、dieを使ってもよい

能動態で受動の意味を表す動詞

069.Ice cream sells / well / on hot days.(アイスクリームは売れる/よく/暑い日⇒アイスクリームは暑い日に良く売れる)
※形は能動態でも意味は受動態となる能動受動態の代表的なもの

英作文の注意

  • 基本的には能動態で書く

  • be+過去分詞の過去分詞が形容詞として使われる場合に注意

  • 動作の受動態と状態の受動態に注意

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