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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第17章 形容詞(ADJECTIVES)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。


ポイント

  • -able/-ibleで終わる形容詞:可能・受動の意味で訳す

  • 形容詞で表す順番は人の認知と逆(人はまず名詞で特定し、次に色、新旧・性質・形態をみて、大小を判断し、最後に個数を考えるが、文章にするときはこの逆になる)

  • forgettable(忘れられる⇒印象に残らない)

  • respectable(尊敬される・尊敬できる⇒尊敬すべき)

  • enviable(嫉妬される⇒嫉妬されるぐらい良い)

  • regrettable(後悔される・後悔できる⇒残念な・後悔すべき)

受動の意味にならない形容詞は、forgetful(忘れっぽい),respectful(敬意を示す・礼儀正しい),envious(嫉妬している),regretful(残念に思っている)になる

形容詞とは

名詞の前後につけて名詞を修飾したり、補語(C)の位置に置き、名詞や代名詞の性質や状態、大きさ、形、色などを示す語。修飾語としての形容詞はなくても文は成立する。

形容詞の位置

  • a(an)+形容詞+名詞

  • be動詞+形容詞(形容詞の後ろに名詞がこない)※形容詞を名詞形にして表現することはできない。He is kind.をHe is kindnessにしてしまうと、彼が親切という概念そのものになってしまうから

  • 〜thing 形容詞は、【肯定文(ex)】I want something cold.【疑問文(ex)】Would you have something cold to drink?のように変化する

  • 限定用法の場合、名詞の前に形容詞を置くのがふつう。allとbothはすべての修飾語の前に置く、冠詞やそれに相当する語はその次に、数量を示す形容詞はさらに次に置く

  • 名詞の後に置く形容詞は慣用表現を除き、「関係代名詞+be動詞」を補って表現しても良い

  • 複数の形容詞を名詞の前に置くときの順序:①話し手の主観的評価を表す形容詞を前に置く②意味上で、名詞と関係が深いものほど名詞の近くに置く。大小⇒形状⇒性状・状態⇒新旧⇒色彩、③名詞の形のまま形容詞として用いる語は名詞の直前に置く

254.Any material available today will also be available tomorrow.(今日手に入る資料はどれも明日でも手に入る)
※-able,ibleで終わる形容詞がany,all,everyや最上級の形容詞を伴う時は名詞の後に置く(単独では名詞の前に置けるものもある)
255.It is possible to get reliable date / on the Internet.(入手することが可能だ、信頼できる資料を/インターネットで⇒信頼できる資料をインターネットで入手することが可能だ)
※be+形容詞+to…「…するのが難しい型」。impossibleと違いpossibleは、Reliable date is possible to get on the Internetとは言えない
256.The number of unemployed is likely to rise.(失業者の数は増える可能性が高い)
257.It is apparent that the world needs more forests.
※that節内に常に直接法の動詞を用いるもの
258.It is necessary that this system be reviewed / at least once every 30 days.( このシステムは再調査する必要がある/少なくとも30日に1回は⇒このシステムは少なくとも30日に1回は再調査する必要がある)
※that節内のshouldを省けば、仮定法現在になるもの

数量形容詞:人や事物の数・量を表す形容詞

  • 基本的に可算名詞は複数形扱い、不可算名詞は単数形扱いで名詞やbe動詞が変化する

  • 可算名詞にのみ用いる形容詞:many(多くの)、a few(少しはある)、few(ほとんどない)

  • 不可算名詞にのみ用いる形容詞:much(多くの)、a little(少しはある)、little(ほとんどない)

  • 可算・不可算どちらにも用いる形容詞:a lot of/lots of/plenty of(多くの)、some(いくつかの/疑問文・否定文ではany)、no/not 〜 any(少しもない)

  • a few/a littleは少しはあるという肯定的な意味、few/littleはほとんどないという否定的意味

  • some/anyは意味が弱いため、訳さないことが多い

  • 強調したいときはvery/exceedinglyといった副詞をつける

259.I have no money /to make a trip / to the US.(私はお金がない/旅行するための/米国に⇒米国に旅行するお金がない)
※moneyは不可算名詞。noの次の名詞が可算名詞の場合、単数形にする。複数個あるのが一般的なら複数形。不可算名詞の場合はどのような場合も単数形
260.I have never seen / so many butterflies / in all my life.(私ははじめて見た/こんなにたくさんの蝶を/私の人生の中で⇒こんなにたくさんの蝶を見たのは生まれてはじめてです)
※manyは可算名詞の複数形につける
261.Much time is being wasted / on meaningless tasks.(多くの時間=浪費されている/無意味な仕事に⇒無意味な仕事に浪費されている時間が多い)
※muchは不可算名詞を修飾して「多量の」の意味を示す
262.Very few whales have been observed / in the bay lately.(非常に少ないクジラが観察されている/湾内で最近⇒最近湾内で観察されているクジラは非常に少ない)
※否定的な意味のときはfewにaを付けない
263.Enough has been argued / on this subject.(十分な論議がされた/この件に関して⇒この件に関しては、もう十分論議がなされている)
264.Water freezes / at zero degrees Celsius.(水は凍る/摂氏0度で⇒水は摂氏0度で凍る)
※zeroが可算名詞を修飾する場合、その名詞は複数形になる

分詞形容詞

  • 動詞の現在分詞と過去分詞は、ともに形容詞的に名詞を就職する働きがある。

  • 自動詞の現在分詞はveryでは修飾できない(完全に形容詞化したものにはveryを使っても良い)

  • 同じ動詞の現在分詞からできた形容詞が、違う意味で使われることがある

  • 人の感情に影響を与えるような動詞の現在分詞は能動的な意味を持つ

  • 自動詞の過去分詞は結果としての状態を表すことが多い

  • 形容詞には限定用法(名詞に直接つける用法)と、叙述用法(補語の位置に置いて名詞の状態等を述べる用法)がある

247.A running printing press makes a lot of noise.(作動している印刷機は大きな音を立てる)
※機械の作動はrunやoperateで表現することが多い
248.The working population of Japan is in decline.(日本の労働人口は減少しつつある)
249.The excited crowd cheered / for the home team.(興奮している群衆は応援した/地元チームを⇒興奮している観客は地元チームを応援した)
※興奮しているはexcitedと過去分詞を使う
250.Do you consider this statement true or false?(この陳述を本当だと思いますか、それともうそだと思いますか)
※statementの次にto beを入れてもよい。Do you think that this statement is true or false?のthatでも可
251.Suddenly / a drunken man came up / to me.(突然/酔った男がやってきた/私の方に⇒突然、酔った男が私の方にやってきた)
※drunkenは限定用法のみの形容詞。「酔った男」は、a drunken man
252.Which island is most worth visiting?(訪ねてみる価値が最もあるのはどの島ですか?)
※worthは叙述用法のみの形容詞
253.The present situation is very serious.
※presentは限定用法と叙述用法で意味が異なる形容詞。限定用法だと「現状」、叙述用法だと「出席」を表す

ライティングのポイント

  • 限定用法と叙述用法の使い分けを意識する

  • 形容詞とto不定詞、that節の結びつきを整理する

  • many、much、数詞の使い方に注意

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