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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第13章 前置詞(PREPOSITIONS)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。


前置詞=名詞や名詞相当語句と結びついて形容詞句や副詞句をつくる

前置詞には1語のものと、前置詞を2つ使った「二重前置詞」、いくつかの語から成る「群前置詞」がある。
名詞、代名詞やその相当語句の前に置くのが原則だが、離れて後ろに置く場合もある
関係代名詞がthatの場合や関係代名詞を省略する場合は、前置詞は後置する

183.Two magicians appeared / from behind / the curtain.(二人の魔術師が現れた/後ろから/幕の⇒二人の魔術師が幕の後ろから現れた)
※「うしろから」を表現するには前置詞を2つ使う
184.My wife told me / the latest news / from abroad.(妻が知らせてくれた、私に/最新のニュースを/海外からの⇒妻は海外からの最新のニュースを知らせてくれた)
※abroadは福祉として使われることもあるが、この文では名詞として使われているので、その前に前置詞fromを付けられる
185.Life began / on the ocean floor.(生命は始まった/海底で⇒生命は海底で始まった)
186.What do you use a calculator for / in your everyday life?(何のために使いますか、計算機を/あなたの日常生活の中で⇒日常生活で計算機はなんのために使いますか?)
※「なんのために」は<for what>だが、疑問文ではWhat…for?の語順にするのがふつう

用法ごとの前置詞の使い分け

基本9前置詞

・at:時・地点の1点を示す。時刻に限らず1日や1年など特定の期間も指す。場所を示す場合、広がりを持たない地点。原因・理由を示す場合は、「〜を見て、聞いて」という感情の原因を表す。目的を示す場合は、「〜めがけて」という意味で使う
・on:接触の意味から方向を示す場合は目的や目的地を表す。時の場合は、特定の日、曜日や日付などを示す。場所の場合は、面で捉えるとき。表面に接触していればすべてon(天井の上だけでなく、下に面している側も、壁も)距離が離れている場合は、off「〜から離れて」
・in:中にある、包まれているの意味。時の場合は月、四季、年、世紀など長い単位。場所の場合は、広がりを感じるときや、ある場所の中を示す。
・from:ことが始まる出発を示す。現在・過去・未来のどの場合でも使える。原因・理由の場合は「〜のため」という原因を表す
・by:時の場合は、「〜までに」という期限。距離の場合は「〜のそばに」の意味(besideはbyよりさらに近く「〜と並んで」と左右の距離を示す)byは左右だけでなく上下、前後どこでも使える。交通・通信の手段も表す。
・for:数詞や長短を示す語などを伴って、「〜の間」という意味。方向の場合は「〜のほうへ」という方向を示す。目的を示す場合は、「〜のために」という意味を表す。感情を表す名詞を目的語にとって、for this reason(この理由のために)のように使用することもできる。「いくらで」という代価も表す(単価はat)
・in:〜の中の意味。途中経過も表す。forの代わりに「〜の間」の意味で使うのは、最上級やfirst,last,only,no,notなどがついている場合で、その期間に1度あった、なかったと言う場合
・to:「〜へ」という到達点を示す。結果について示す場合は「〜にまで」の意味を表す。
・of:原因・理由を示す場合は、「〜のため」という原因を示す
・with:道具を伴う場合。賛成・反対の賛成を表す(forも賛成)

187.How do you plan / to spend your time / on the weekend?(どのような計画ですか/あなたの時間を使う/今度の週末に⇒今度の週末はどのように過ごすのですか?)
188.Parliament will be dissolved / about this time / next month.(国会は解散される/今頃/来月の⇒国会は来月の今頃解散される)
189.I'll tell / only the truth / from now on.(私は話すでしょう/真実だけを/これからは⇒これからはもう本当のことしか言いません)
190.It has been raining / since Monday.(雨が振り続けている/月曜日から⇒月曜日からずっと雨が降っている)
※sinceの前の動詞は、継続を表す場合状態動詞か進行形になる。否定形のときはそうした規制はない
191.There have been no bonuses / for the last three years.(ボーナスが出ないことが続いている/3年間⇒ここ3年間というものボーナスが出ていない)
192.The new year will come / in three hours.(新しい年が来る/3時間のうちに⇒あと3時間で新しい年が来る)
193.We were 20 minutes behind schedule.(我々は定刻より20分遅れていた)
194.The supermarket is / just across the street / from the bank.(スーパーマーケットはある/ちょうど通りを挟んで/銀行から⇒スーパーマーケットは通りを挟んで、銀行のちょうど真向かいにあります)
195.My legs were exhausted / from going up and down / the ladder.(私の脚は疲れ果てた/登り降りから/そのはしごを⇒私の脚ははしごの登り降りで疲れ切っていた)
196.Plastic is made / from petroleum.(プラスチックはできている/石油から⇒プラスチックは石油からできている)
197.I sold my car / for 500 dollars.(私は自分の車を売った/500ドルで⇒私は自分の車を500ドルで売った)
198.Are you for / or against / this plan?(あなたは賛成ですか/それとも反対ですか/この計画に⇒あなたはこの計画に賛成ですか、反対ですか?)

動詞・形容詞と前置詞の結合

199.Northern Ireland is famous for its great natural beauty.(北アイルランドはすばらしい自然の美しさで有名です)
be famous for〜=〜で有名である/known(有名な)/notable(注目に値する)
200.Can you change these bills / into coins / for me?(両替できますか、これらの札を/硬貨に/私のために⇒これらの札を硬貨に換えてもらえますか?)
change A into B=AをBに変える
201.I congratulate you on your remarkable success.(あなたのすばらしいご成功をお祝いいたします)
congratulate A on B=AにBのことでお祝いを言う/「congratulations!(おめでとう)」と複数形にして間投詞に使うことが多い
202.She accused him / of lying.(彼女は、非難した、彼を/嘘をついたのではないかと⇒彼女は、嘘をついたのではないかと彼を非難した)
accuse A of B=BをしたのではないかとAを訴える/類似の動詞blame for〜「〜について責める」

作文のポイント

  • 基本9前置詞at,by,for,from,in,of,on,to,withの使い方をまず覚える

  • 用法別に分けて、同じような意味の前置詞を比べ、その違いを理解する

  • 前置詞句を置く位置に注意

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