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能古島FW(8/7~8/8)能古島の楽しみ方
こんにちは。声優とライターをしている、はづきへちまです。
この記事では、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」第2期研究員の指定企画「離島DX!フリーランスチームの力で、小さな離島を変革できるか?」の自主研究として2022/8/7(日)〜8/8(月)に行ったフィールドワークの模様をお伝えします。(研究計画書はこちら)
フィールドワーク報告書があげられないまま夏が終わってしまったため、今更な情報もあるかと思いますが、少しでも「能古島に興味がある!行ってみたい!」という方のお役に立てたら嬉しいです。
能古島へのアクセス方法
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能古島へ渡るためのフェリーのりばへは、博多駅と天神駅からどちらも西鉄バスで行くことができます。
能古島内も含め【西鉄バス】で移動が可能なため、「myrouteのフリー乗車券」がおすすめです。
福岡市内6時間フリー乗車券:大人600円
福岡市内24時間フリー乗車券:大人900円
と予定にあわせて選べるのも便利でした!
①博多駅前→能古渡船場
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ご参考までに私は
福岡空港→博多バスターミナル(バス)
博多バスターミナル→博多駅前Aバス停(徒歩)
博多駅前Aバス停→能古渡船場(バス)
という経路で移動。
能古島で一泊して観光する予定だったため、6時間フリー乗車券×2日を利用しました。
福岡空港のバス停は少しわかりづらかったので、博多駅までは電車を利用するのもアリだと思います。それでも、
博多駅前Aバス停→能古渡船場バス停:片道440円
姪浜渡船場→アイランドパーク:片道240円
とフリー乗車券のほうがお得ですよ!
②能古渡船場⇔姪浜渡船場
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能古渡船場から能古島までのフェリーは、
片道:230円
往復:440円
なので、【往復】での購入がおすすめ。
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ICカードが利用できるのが本当にありがたかったです!
フェリーの時刻表など詳細は下記をご参照ください!
能古島の玄関!のこの市
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島に降り立って最初に目に入るのは「のこの市」!
能古島の名産が揃っているので、いきなり島の魅力を堪能できちゃいます。
私は行きは立ち寄る時間がとれなかったのですが、帰りのフェリーを待つ間に満喫しました。
フェリー到着までの時間調整という意味でもありがたいスポットです。
のこの市名物といえば、
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「のこバーガー」(450円)!
アイランドパークで収穫された玉ねぎ、九州産和牛パテと福岡の老舗パン屋のパンが使用されていて、かなりボリュームがあります!
肉厚があってめちゃくちゃ美味しかった…!
テイクアウトができたので私は帰りがけに食べたのですが、冷めても全然損なわれない美味しさでした。
他にも、
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能古島の美味しいフルーツジュースや、
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旬の果物を味わいました。
とにかくなにを食べても美味しかったです!
1日満喫できるレジャー施設!のこのしまアイランドパーク
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今回のフィールドワークでは、のこのしまアイランドパーク内にある「Villa防人」というコテージに宿泊しました。
8/7が日曜日だったため、通常17時半までの営業時間が18時半まで(日祝のみ1時間営業時間延長)
ということで、夕方到着でしたがパーク内をゆっくり回ることができました。
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もう終わってしまっていますが……無料の「ひまわり摘みイベント」も楽しかったです!
ひまわりは一番好きな花なので、あちこち写真が撮れて嬉しかった。
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特に「思ひ出通り」という古い町並みを再現した通りが【映え】スポットでしたね!
時間がなくて「和窯・楽焼体験」ができなかったことが残念です。
次回リベンジしたいと思います。
①也良の崎の万葉歌碑と烽火台
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万葉歌碑は、今回のFWで特に見て回りたかった場所のひとつです!
なんといっても、防人歌の舞台になった場所ですからね……。
(事前調査については下記リンク参照)
残念ながら今回のフィールドワークでは、西区宮浦の東林寺に行けなかったのですが、無事能古島内にある2箇所の歌碑を巡ることができました。
そのうちのひとつが、
「沖つ鳥 鴨とふ小舟の 還り来ば 也良の崎守 早く告げこそ」
「鴨という船が帰って来たら也良の防人よ、早く知らせてください」という、海の向こうへ渡ったまま帰ってこない家族を想う歌といわれています。
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「防人」という言葉は日本史でも重要語句として登場しますよね。しかし意外と彼らの勤務地がどこだったかはわかっていないそうです。
だからこそ「也良の崎守(さきもり)」とはっきり詠まれているこの歌は、防人がいた場所を現代に伝える重要な史料となっているのです。
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狼煙をあげて合図を送った烽火台も、壱岐や宇久島の烽火台を参考に復元されていました。
はからずも私の泊まったコテージの目の前にあったため、当時の防人の気持ちを想像しながら、ひと夜を過ごすことができました。
②Villa防人
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満を持して、宿泊施設のご紹介です。
私は、コテージ「海紅豆」に宿泊しました。
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「海紅豆」は海側のコテージ。
他にも花畑が見やすい部屋などがあるようで、宿泊場所によって楽しみ方が変わるというのもオツですよね。
宿泊場所は「Villa防人」ですが、
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チェックインの手続きは「レストラン&BBQ防人」で行うことになります。
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チェックインとあわせて夕食を購入。
テイクアウトを指定すると、できたてのお弁当を部屋まで運んでもらえます。
私が購入したお弁当は、
ロコモコじゃなくて、ノコモコ。
名前がかわいいし、お味も美味しかったです。
そして見てください!
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このキレイでお洒落な室内を!!
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就寝スペースが半地下になってるのもめちゃくちゃ粋でしたね〜。
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そしで最高にムーディな露天ジャグジー!!!
私の中のケビン・マカリスター(ホーム・アローン)が大はしゃぎでした。
渡船場からすぐ!能古島の歴史が体感できる名スポット
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今回は時間も限られていたためバスで行く必要のある場所は諦めましたが、それでも事前に調べて興味を持った素晴らしい史跡がたくさんありました。
もともと歴史学科の教員資格や学芸員資格があることもあり、フィールドワークの事前学習の段階から楽しみにしていたんですよね。
今回は、その魅力とともに実際に訪れた史跡をご紹介します。
①永福寺・万葉歌碑
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まずは2つめの歌碑。
風吹けば 沖つ白波恐み(かしこみ)と 能許(のこ)の泊(とまり)に あまた夜そ寝る
遣新羅使の一行が「来る日も来る日も海が荒れて白波が立ち、いつになったら船出できるのか」といううんざりした気持ちを詠ったそうで、勤め人の辛い心情を描いた、なかなかリアルな歌です。
「能許(のこ)」という地名が初めて文献に登場した歌という歴史的に意義があって面白い歌ですよね。
歌碑の良いところは、詠んだ人と同じ場所に身を置き、想いに寄り添える点だと思います。
時を越えて共感できるのって素敵ですよね。
②島ならではの風習が残る・白髭神社
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事前学習の段階でも「白髭の老人が守り人になった」という伝説など、興味深い場所だなと楽しみでした。
白髭神社は能古島の産土神を祀る神社。
境内にある「力石」という石で、昔は若者が力比べをしていたらしいというのが地域に根付いた神社!という感じがして素敵でしたね。
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あと動物が好きなもので、神社に行くとつい、描かれている動物を探してしまうのですが、
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白髭神社にはウサギがいて、テンション上がりました。
なんでいるんでしょうね。
かわいいからかな。
③焼古窯跡
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『筑前続風土記拾遺』に記録が残る「能古焼」が焼かれていた窯だそうで、実物はかなり大きくて驚きました。
傾斜を利用してつくられているところも興味深かったですね。
ちなみにこの焼古窯跡のすぐ裏手側に、「永福寺・万葉歌碑」がありました。訪れる際はあわせて、ぜひ。
ここに訪れたことで、アイランドパークで「和窯・楽焼体験」しておきたかったな〜!と後悔が増しましたね。
これから行くよ!という方は、どうか「焼古窯跡」とアイランドパークの「和窯・楽焼体験」をセットでお楽しみください。
福岡市からフェリーで10分!アクセス良好の南国リゾート
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能古島の魅力はなんといってもアクセスが良さ!
もともと福岡は空港から街までの距離がとても近いので便利ではあるのですが、さらに能古島のような南国リゾートビーチへも近いというのは驚きましたね。
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海水浴やキャンプ・バーベキューが楽しめるキャンプ村は、日帰りの入村料が1200円なのですが、アイランドパークに宿泊すると送迎してもらえるうえに、入村料が半額になります!
ぜひアイランドパークとあわせて異国情緒あふれるビーチをお楽しみください。
ちなみに私は海岸沿いを散歩し、
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「のこ甘夏生ジュース」(200円)を飲みました。
とても甘くて美味しかったので、キャンプ村を訪れた際はぜひ!
次回は絶対に行きたいスポット
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1泊2日という弾丸旅行となりましたが、見どころがたくさんあって最高の旅行となりました。
今回一番の反省は、「能古博物館」に行きそびれたこと。
最初にこの博物館で能古島の歴史を勉強するつもりだったのに。
月曜日は休館日ですので、ご注意ください(どこの博物館も大体そう。忘れていた私が愚かでした)
あとは「鹿垣」も見たいんですよね〜。
いまは能古島にいないという鹿に思いを馳せるとともに、最近はイノシシの被害があるらしいと聞いたので、そのあたりの現行の問題と絡めて次回調査してみたいと思います。
もちろん檀一雄関連の史跡も見逃せません。
次回はちゃんと時間をとっていきます。
「次って、いつ行くつもりなんだ?」と突っ込まれる前に………
次回は、10/28(金)「福岡ワーケーションフェス」にあわせて訪ねようと思ってます!
興味深い企画が目尻押しのイベントですよ!!
追記:12/20「福岡ワーケーションフェス」のレポート動画をアップしました!
ぜひ、みなさんもチルな島、能古島をお楽しみください!