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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第6章 不定詞(INFINITIVES)
この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。
例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。
ポイント
to=「前向き・未来志向⇒方向」で考える
V to~「これから~する」be to~「~することになっている」と訳してみる
後ろにto~がくる動詞
~したい:want to~/hope to~/would like to~/wish to~
~しようとする:try to~/attempt to~/mean to~
これから同意を得る:agree to~「~に同意する」/offer to~「~しようと申し出る」
~するつもり:plan to~/promise to~「~すると約束する」/can afford to~「これから~する余裕がある」/decide to~「~することに決める」/determine to~「~することに決める」
積極的に~しようとする:manage to~/seek to~/learn to~「~できるようになる」
単発的なニュアンスのもの:happen to~「たまたま~する」/prove to~「~と判明する」/turn out to~「~と判明する」/seem to~・appear to~「~のようだとわかる」/pretend to~「~のふりをする」
これから~のするのを避ける:hesitate to~「~するのをためらう」/refuse to~「~するのを拒む」/fail to~「~しない」
be to~=これから~することになっている
we are to meet / at seven.(私たちは会うことになっている/7時に)
If you are to win,/ you need to train harder.(もし勝ちたいなら/もっと練習が必要になる)
The children are to be in bed / by nine.(子どもは寝なければならない/9時に)
No stars were to be seen / in the sky.(星はひとつも見えなかった/空に)
He was never to see his home again.(彼は二度と故郷に帰れない運命だった)
不定詞にはto不定詞と原形不定詞がある
to不定詞:<to+動詞の原形>の形をとり、主に文中で名詞・形容詞・副詞の役割を果たす
名詞と同じ働き(~すること):主語・目的語・補語になる:like to, want to, begin to, start to…
副詞と同じ働き(~するために、~して):目的や原因・理由を示す:be glad[happy] to~(~してうれしい)、be surprised to~(~して驚く)…
形容詞と同じ働き(~するための、~すべき):~thing+形容詞+不定詞、to+動詞の原形の直後に前置詞がくるもの:live in a house⇒ a house to live in
動詞+人+to~:want 人 to~(人に~してもらいたい)、tell 人 to~(人に~するようにいう)、ask 人 to~(人に~するように頼む)
その他のto不定詞を使った表現:too+形容詞[副詞] to~=so+形容詞[副詞] that 主語 can't~「あまりに…なので~できない」、How long does it take to~?「~するのにどのくらい時間がかかりますか?」
076.It is your job / to feed the cats / daily.(君の役目だ/猫たちにえさをやることは/毎日⇒猫たちに毎日えさをやるのは君の役目だよ)
※to不定詞を主語にするときは、Itの仮主語を置くのが一般的
084.The company had no choice / but to increase the workforce / overseas.(その会社はほかなかった/労働力を増やすより/海外で⇒その会社は労働力を海外で増やすより仕方がなかった)
※butやexpectは、前置詞だがto不定詞の前につけることができる
083.I went downtown / to look for a job.(私は行った、ビジネス街へ/仕事を探すために⇒私は仕事を探しにビジネス街へ行った)
※「〜するために」はtoだけで表現できる
088.I moved to a new apartment / so as to be near my work.(私は引っ越した、新しいアパートに/職場に近くなるように⇒私は職場に近くなるように新しいアパートに引っ越した)
※so as to〜で「(その結果)〜するように」
085.I came home / to find / that my house had been broken into.(私は帰宅して/わかった/家が泥棒に入られていることが⇒帰宅すると家が泥棒に入られていることがわかった)
※結果を表すto不定詞。only toということが多いが、toだけで良い場合も多い
086.If you are old enough to work, / there are a lot of things / you can do.(もし働くのに十分な年なら/多くのことがある/できること⇒働けるぐらいの年なら、できることはたくさんあるよ)
※enough to〜で「〜するのに十分な」
087.I must remember to do it.(私は忘れてはならない、それをすることを⇒忘れずにそれをしなければならない)
※must remember to〜「〜することを忘れてはいけない」
094.This is to certify / that the above-named person is a registered nurse / in the State of Wisconsin.(これは証明です/上記の名前の人=登録された看護師/ウィスコンシン州の⇒上記の人物はウィスコンシン州の登録看護師であることを証明する)
※証明書の決り文句
原形不定詞
動詞の原形をそのまま用いるものを原形不定詞という。主に使役動詞や知覚動詞の後で補語として使う。
※使う構文が限られているため、そのまま覚える
095.She felt the floor move / and saw the walls shake.(彼女は感じた、床が動くのを/そして見た、壁が揺れるのを⇒彼女は床が動くのを感じ、壁が揺れるのを見た)
※<S+知覚動詞+O+原形不定詞>で、「Sが〜するのを[見る・聞く・感じる]」などの構文をつくる
090.If you are to get there / by lunchtime, / you had better start / now.(もしそこに着くつもりなら/お昼までに/出発したほうがいい/今⇒お昼までにそこに着くつもりなら、もう出発したほうがよい)
※If節の中でbe toを使うと、「〜するつもりなら」という仮定が表せる。had betterで「〜したほうがよい」という忠告・命令の意味
to不定詞でも原形不定詞でもよい構文
080.All you have to do is (to) sign your name / here.(あなたは署名しさえすればよい/ここに⇒あなたはただここに署名をしさえすればよいのです)
※be動詞の補語になるとき。allは指すものが単数なら単数で受け、複数なら複数で受ける。all you have to doのようにdoを含んだ形を主語にするときは、signの前のtoを省略できる
確認6.3(5)I will help you (to) carry these books / upstairs.(手伝います、これらの本を運ぶこと/二階へ⇒これらの本を二階に運ぶのを手伝います)
確認6.3.(8)I didn't know / where (to) start solving this problem.(わかりませんでした/どこから始めるか、この問題の解決のために⇒この問題をどこから解決すればよいのかわかりませんでした)
不定詞の否定形
不定詞を否定するには、notを不定詞の直前につけて<not (to) do>という形にする。
077.I will try not to miss the point.(気をつけます、要点を見逃さないように⇒要点を見逃さないように気をつけます)
※「すること」の否定はnot toで良い
078.Be careful not to fall.(気をつけて、転ばないように⇒転ばないように気をつけて)
※「〜しないように」はso as not toかin order not toだが、be careful や take careの場合には not toを使って良い
096.You had better not say / these things.(話さないほうが良い/こうしたことを⇒こうしたことは言わないほうがいい)
※had betterで「〜したほうがいい」を表すが、「〜しないほうがいい」というときは、notを原形不定詞の直前に置く
完了不定詞
<(to) have +過去分詞>で表す
述語動詞に示されている「時」よりも前の「時」を示す
助動詞とともに、過去の推量・実現しなかったことへの遺憾を示す
確認6.4(2)I was to have finished this work.(私は終えるはずだった、この仕事を⇒私はこの仕事を終えるはずだった。)
※<was[were] to have 過去分詞>で実現されなかった予定などを表す
不定詞の受動態
<to be 過去分詞>、<to have been+過去分詞>で表す。
081.I want this document to be sent / by fax.(私はこの文書を送ってほしい/ファックスで⇒この文書をファックスで送ってもらいたい)
※<want+O+to be done>の形。意味上の主語this documentは送られる立場
079.There is nothing to do today.(今日はすることが何もない)
※nothingはto doの意味上の目的語になっている。There is nothing to be done todayとすると、nothingはto be doneの意味上の主語になる
主語が明らかな場合や、文の主語と同じとき不定詞の意味上の主語を示さない
意味上の主語を表すときは、<他動詞+O+不定詞>、もしくは<for O+不定詞>
082.I have nobody / to go shopping with.(私には誰もいない/一緒に買い物に行く⇒私には一緒に買い物に行く人がいない)
※with whom to go shoppingやwith whom I might go shoppingなどと同じようにwithが必要
<疑問詞+to不定詞>をOにとる
how to~(~のしかた)
what to~(何を~したらよいか)
which to~(どちらを~したらよいか)
when to~(いつ~したらよいか)
where to~(どこへ~したらよいか)
089.I want to learn / how to use this software.(私は学びたい/どのように使うのか、このソフトウェアを⇒このソフトウェアの使い方を知りたい)
※learn to useで「使えるようになる」か「使うべきだと学ぶ」の意味になる。
<seem to〜>=〜のようだ
091.Nobody seems to know / how to solve this problem.(誰も知らないようだ/どのようにこの問題を解決するのか⇒この問題を解決する方法は誰にもわからないようだ)
※It seems that nobody knows…とも書ける
<It is〜of A to…>=…するとはAは〜だ
ある行為を通して、その行為をする人物についての話し手の主観的な評価を述べる。
093.It was brave of the fire fighters to dash into the burning building.(その消防士たちが燃えているビルの中に突入していったのは勇敢だった)
<S V onself to be C>=自分のことを〜だと思う
that節を用いて書くことができる。受動態以外ではthat節のほうが口語調でふつう。
092.He believes himself to be a genius.(彼は自分のことを天才だと思っている)
※この形ではhimselfを省くことはできない