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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第20章 時制の一致・話法(SEQUENCE OF TENSES/NARRATION)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。


ポイント:単語の頭で韻を踏む

  • as busy as a bee[beaver]「ハチ(ビーバー)のように忙しい⇒とても忙しい」

  • as cool as a cucumber「きゅうりのように冷静だ⇒とても冷静だ」

  • as green as grass「芝のように青い⇒青二才だ」

  • as clear as crystal「水晶のようにクリアだ⇒とても明白だ」

  • as hungry as a hunter「ハンターのように腹を空かせている⇒とても腹が減っている」

  • as proud as a peacock「くじゃくのように自慢して⇒大いばりで」

  • as slow as a snail「カタツムリのように遅い⇒とても遅い」

  • as smooth as silk「シルクのようになめらかだ⇒とても滑らかだ」

ポイント:話法

  • marry O「嫁に出す」の意味/be married to 人「人のところに嫁に出される⇒人と結婚する」

  • SV that~=「思う」「言う」と訳す

  • rob 人 of 物⇒offからきた分離のof。追剥のイメージから⇒「奪う」

  • tell 人 of 物、tell 人 to 原形、tell 人 that SV=「伝える」: tell(話す),remind(思い出させる),convince(納得させる),persuade(説得する),warn(警告する),notify(知らせる)

rob型

マイナスの奪う:rob/cheat
中立の奪う・はがす(マイナスかプラスかは文脈次第):deprive/strip
プラスのなくす・なおす:cure/relieve/rid/clear


時制の一致の原則

主語の動詞の時制が現在・現在完了・未来の場合、従位節の中の動詞は、その意味に従って時制を決める。

  • 現在⇒過去

  • 過去⇒過去のまま/過去完了

  • 現在完了⇒過去完了

  • 過去完了⇒過去完了のまま

  • 助動詞⇒過去形助動詞

233.She thinks that / he used to be quite rich.(彼女は思っている/彼はかなり金持ちだったと⇒彼女は彼が以前はかなりの金持ちだったと思っている)
※used to「以前は〜だった」を使う
234.He will probably say that / it was your fault.(彼はきっと言うだろう/君のせいだったと⇒彼はきっと君のせいだったと言うだろう)
※主節の動詞の時制が未来のとき、時制の一致は考えない
291.She said that / she had been married to a lawyer.(彼女はいった/彼女は弁護士と結婚していたと⇒彼女は弁護士と結婚していたといった)
※過去⇒過去完了。saidの時点では、彼女は結婚していないということを表すには時制をずらす必要がある
235.He said that / the exhibition had finished / the previous week.(彼はいった/展覧会は終わっていた/先週に⇒彼は展覧会は先週終わったといった)
※過去⇒過去完了。彼が言った時点が問題となるので、ついさっき言ったのなら、the exhibition finished last week.になる
292.He said that / he would definitely not be late / next time.(彼はいった/彼は絶対に遅れない/次は⇒彼は今度は絶対に遅れないといった)
※現在形の助動詞⇒過去形の助動詞。過去のある時から見た未来なので、助動詞willをwouldにする。「絶対に」はabsolutelyも使える

時制の一致の例外

  • 不変の真理

  • ことわざ

  • 今も当てはまる事実を言う場合

  • 比較を表す場合

  • 歴史上の事実を示す場合

293.I told the police / I was British.(私は言った、警察に/私は英国人だった⇒私は警察に自分は英国人だと言った)
※今も当てはまる事実を言う場合、時制を一致させて目立たせる

仮定法の時制

主節の動詞が過去(完了、進行、完了進行)形でも、仮定法は実際の時を表さないので、従位節内の仮定法の動詞は時制の一致によって変化しない。

237.He said that / if I kept a dog / I would probably enjoy life more.(彼は言った/もし私が犬を飼っていたら/私はおそらくもっと人生が楽しいだろう⇒彼は、私が犬を飼っていれば人生がもっと楽しいだろうにと言った)
※仮定法は時制の一致をさせずにそのまま使う

描写話法

直接話法と間接話法の中間に当たる話法。He saidなどを省略し、被伝達部を独立させて地の文の中に埋め込み、話の中の登場人物の発言や考えなどを表す。

238.She asked him / what she could do.(彼女は尋ねた、彼に/何が彼女はできるか⇒彼女は自分に何ができるのかを彼に尋ねた)
She asked him,"What can I do?"と直接話法を作ってから間接話法にしてみるとつくりやすい

話法の転換

発話者のいったことを間接的に第三者に伝える場合、直接話法を間接話法に変える必要がある。

239.My doctor told me that / I could go home / anytime / I wanted to.(私の医者は言った、私に/私は帰ることができる / いつでも / 私が望めば⇒私の医者は私に、帰りたい時はいつでも帰って良いと言った)
※伝達する人の立場によって、人称代名詞を変える
243.The police officer said that / he had seen the suspect there / the day before.(その景観は言った/彼は見た、容疑者を、そこで/前の日に⇒その景観は前の日にそこで容疑者を見かけたと言った)
※伝達の時や場所を実際的に考えたうえで変換する。「前の日」はthe previous dayとも言える
241.The doctor asked her / if she was frightened.(その医者は尋ねた、彼女に/彼女は怖かったか⇒その医者は彼女に怖いのかと尋ねた)
※ask A if…で「Aに…かと尋ねる」という意味を表す
244.The druggist asked him / which he preferred, / pills or granules.(その薬剤師は尋ねた、彼に/どちらが彼は好きだったか/ 錠剤と顆粒で⇒その薬剤師は彼に、錠剤と顆粒のどちらがいいか尋ねた)
※Which…, A or Bは、間接話法にorを使って書き換えられる
240.I asked him / to reply / as soon as possible.(私は頼んだ、彼に/返事をすることを/できるだけ早く⇒私は彼になるべく早く返事をくれるように頼んだ)
※ask A to〜で「Aに〜してくれと頼む」の意味を表す
236.He proposed that / we postpone the meeting / until Friday.(彼は提案した/私達は延期する、会議を/金曜まで⇒彼は、会議を金曜まで延期しようと提案した)
※He said,"Let's postpone the meeting until Friday."を間接話法にしたもの。proposedの代わりにsuggestedでも可。要求の仮定法としてproposeの動詞に対し、postponeは原形にする
245.She exclaimed / how wonderful that music was.(彼女は言った/なんてすてきでしょう、その音楽は⇒彼女はその音楽はなんてすてきなのでしょうと言った)
※感嘆文は、伝達動詞としてexclaimやcryを使う
246.He told me that / if I didn't take care / I would slip / on the ice.(彼は言った、私に/もし注意しないと/私は転ぶだろう/氷の上で⇒彼は私に、注意しないと氷の上で滑って転ぶよと言った)
※複文の場合は全部通して時制が一致する
242.He hardly ever says thank you.(彼はめったにない、ありがとうということが⇒彼がありがとうと言ってくれることはめったにない)
※hardly everはseldomやrarelyでも可

ライティングのポイント

  • 話法を転換する時は、時制に注意する

  • 話法の転換に伴う、代名詞や副詞の変化もおぼえる

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