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放課後児童支援員とは の続き

前回の記事
https://note.com/moonchild_nft/n/n431e70c4d448

分かりにくいので、こっちもタイトル変更しました。


 コロナ禍で熱出ると、無駄にお金がかかります。風邪もひきにくい世の中となってしまっています。前回の続きです。

③ 育成支援とは何か

 法令によると、『小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものにつき、家庭、地域等との連携の下、発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるよう、当該児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等を図り、もって当該児童の健全な育成を図ること』(放課後児童健全育成事業の一般原則より抜粋)

 要は親が就労などで家にいない子どもが学校から「ただいま!」と帰ってくる第二の家庭として機能して、保護者が迎えにくる、もしくは一緒に過ごせる時間まで預かり、その間の安全で安心出来る、健全な生活を支援する諸々の業務を育成支援と呼んでいる。

 大家族のように他の学年の児童もいて、その中で子ども同士の小さな社会も出来、それら子ども達の営みを時には見守り、時には導き、時には保護者の支援も行う。子どもと保護者の支援合わせて『育成支援』というのが正しい。

 様々なトラブルや悩みを抱える保護者や児童の助けになるようなお手伝いをすることもあるし、学校との連携、地域社会との連携、行政との連携も必要となる。

④ 求められる資質

 幼児教育、児童教育、子どもの成長発達、心理学や認知行動応用学などなど、必要になってくる知識技能は数知れない。

 現場での経験のみだと、井の中の蛙となりかねないが、研修で学んできたことを現場での臨床に強引に当てはめて考えてしまって失敗するケースもある。

 子どもも大人も十人十色。いろんな人がいて、いろんな考え方があるし、あらゆる「かもしれない」がある中で、柔軟に物事を捉えられる視点が求められる。

 ま、こちらも人間なので、暴言なんかで人格否定されると傷つくけど。

 さて、次はこんな放課後児童支援員は嫌だ!という記事を書きたいと思います。愚痴になったらごめんなさい。

 やっぱり教科書かなんかっぽくて面白くない。

 というわけで小話。

 前回子ども落語の話をしましたが、子ども達は怖い話をやたらと聞きたがります。

 もちろん嫌いな子もいるので、お休みの日などにするのですが、タイトルが怖い話をしたことがあります。

 子どもの時流行ったと言えば、年齢層が割れてしまうんだろうけれど、まぁいいや。

『悪魔の人形』『悪の十字架』『青い血』などの名前を聞いたことあるでしょうか?

「むかぁしむかし、あるところに、ずいぶんと古びた洋館がありました。洋館というと聞き慣れないと思いますが、ヨーロッパとかの貴族の家と言えば、何となくイメージ出来るかな?

 さて、それはとても大きなお屋敷で、上の部分が槍のように尖った高い柵は錆でボロボロ。蔓があちこちに巻き付いて、広い庭も草だらけだった。

 建物そのものもまた壁や柱に蔓が貼り付いていて、昔はお金持ちが住んでいたとかいう噂はあるものの、今は人が住んでいるような様子はない。

 そんなお屋敷はいつしか、呪いの人形屋敷と呼ばれるようになっていた。

 というのも、割れてボロボロの窓の隙間から、朽ち果てた人形の影がちらほら見えているからだ。

 さて、そんなお屋敷の門は大きく、普段は決して開くことことはない。肝試しに訪れる人もいるけれど、まず入るのが大変だから諦めてしまうことが多いそうだ。

 ある時、小学4年生の女の子が下校途中に通りかかった。普段は足早に通り過ぎるところだけれど、『どぉーん!』という大きな雷とともに急に雨が降ってきた。無駄に長い一本道なので、雨宿りが出来そうな場所がない。

 この日は学校で居残りをしていたので、帰りがずいぶん遅くなってしまった。学校から家に、遅くなることは伝えてあるということだったので、心配はされていないはずだが、このままだとずぶぬれで帰り着くころには持って帰ってきた図工の絵がダメになってしまう。

 そんな焦りを覚えていたところで、いつも閉まっているお屋敷の門が開いているのに気が付いた。

『ちょっと不気味だけど、まだ夜じゃないし、庭に小さな東屋があるからそこで少しだけ雨宿りさせてもらおう』

 そう思って、門をくぐったその時、『がしゃーん!』という音と同時に、後ろで門が閉まってしまった」

 あれ? 記事のメインどっちだっけ? この話の結末は?

 まぁだいたいこんな感じで語ると、息を飲みながら子ども達が真剣な表情で食い入るように聞き入っていました。

 夏の長期休みに、こんな素話をしてあげるのも喜ばれますね。


 ではこの辺で。

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小狼
誰かの心にほんの少しでも風を送れるものが発信出来るよう自己研鑽していきます。 当面はきっと生活費の一部となりますが、いつか芽が出て膨らんで、きっと花を咲かせます。