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【本好きの聖地で働く】⑪

小学校を辞めて、県の職員としての再出発をすることになりました。


無駄じゃなかった日々

悩んで、悩んで、悩んで、悩んで。
やっぱり先生や両親の言う通り、公務員を目指すべきなのではないか。
それとも民間企業を探すべきなのではないか。
そう思う日々でした。大学に入ってからは特に、そうだった気がします。

でも、諦めなくて良かったと思います。
今なら自信を持って言えます。

夢は見るものじゃなくて叶えるものです。
努力はいつか報われます。
もし、報われなくても、やったことは必ず自分の力になっています。

今、がんばっていることや辛いことが、未来のフラグなんです。
伏線なんです。

いつか…回収できる日が楽しみですね!

こんな無責任なこと、みなさんに押し付けるわけではありませんし、私が偉そうなこといえるような人間ではないんですけど。
夢に向かって、悩んだり苦しんだりすることで見えるものってあると思います。

高校の司書として

私は今、県内の高校で学校図書館司書として、図書館に常駐してます。高校生に少しでも本を読んでもらいたいと、面白そうな本はなるべく購入するようにしています。
高校生って、部活やら検定やら、友達関係やらで、なかなか学校図書館に来てくれないんですよねー。
私も実は、高校に入ると、そんなに学校図書館通ってた方じゃないんですが…。

購入する本は、断じて私の趣味じゃないですよ!私の趣味は、公立図書館に借りに行くので、全然問題ないんです。

私は特に、生徒の本探しを手伝うレファレンスという仕事に力を入れています。そのためにもたくさんの本を読んでいます。半分趣味ですけどね。

生徒が「面白かった!」と笑顔で感想を言ってくれる瞬間が、やってて良かったと思える瞬間です。「意味がわからなかった」とか「難しかった」という感想も、不快にはならないですねぇ。今後の参考になりますし、その生徒の読書傾向が分かりますし。言ってくれるってことは、私と繋がってくれる証って感じがします。
それに、他の子への本選びの参考にもなります。
無言とか、何も言ってくれない方がちょっと困るかもしれないです。

仕事?楽しいですよ。

仕事の一つとはいえ、土日も本が読めるのですから。
そりゃ、仕事ですから、楽しいばかりじゃないですけど。
でも、私が自分で選んで、私が決めた道なんです。
後悔はしてません。
するわけないです。

あのときの努力を無駄にしたくないですから。
司書になりたくてもがいていた、過去の私に申し訳ないですから。

楽しみながら、がんばっています。

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