読了「朝が来る」辻村深月
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「子どもを、返してほしいんです」
親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、
ある朝かかってきた一本の電話。
電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、
確かに息子の産みの母の名だった…。
子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、
両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長編。
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以下より、ネタバレ含む場合があります。
最終的には明るく終わってよかった…😢
ひかりの元々の性格からして、こんなにならなかったと思う。
けど人生って親はもちろん、関わる人間で大きく変わってくる。
親が裕福であれば、あるいは普通の人であれば
幸せになれるとは限らないし
じゃ親が貧乏だから、ずっと不幸かと言えばそうでもない。
これはあくまでも私の実体験からの見解です。
ひかりには色んなことがあったし、やってしまったこともあるけど
どうか、あの再会によって生まれ変わっていって
幸せに暮らしてほしい。
この本で不妊治療や養子縁組のことがよく知れたのはもちろん
親の在り方も勉強になった。
そして自分がいかに、ありがたい状況なのかも思い知らされた。
ぜひこの作品は、たくさんの人に読んでほしい✨
今年第一のオススメ本です。