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読了「ふたたびの加奈子」新津きよみ
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五歳になる一人娘の加奈子を交通事故で亡くした桐原容子は、
夫の信樹と”加奈子の魂”と三人で暮らしていた。
容子が食事の時も、外出する時も、いつも”加奈子の魂”と一緒だった。
だが、そんなある日、”加奈子の魂”は転生の場所を見つけたらしい。
妊娠三ヶ月の主婦<野口正美>の身体だ。
容子は、ひたすら正美の出産を心待ちにするが……。
愛する子を失った深い悲しみと、意外な結末が感動を誘う
ホラーサスペンスの書下ろし長編。
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以下より、ネタバレ含む場合があります。
最初は容子に同情したけど、それもほんの数ページで
そのあとからはドンドン気味が悪いと言うか…
異常すぎて容子の行動から目が離せなくなった。
「あ、ヤバいんじゃ…」と思ったけど
最終的には爽やかというか、
静かにゆっくり流れるように終わってよかった。
最後の方で、
「いやいや理解しすぎ!こんな怪しいやつ信じるんかーい」
と思ったけどプロローグに繋がると思ったら納得!
ある意味、最初から繋がってたのかもしれないなー。
色々と書いたけど、やっぱり子どもを亡くす作品は
必ず心が苦しくなりますね…。
子どもが元気で学校に行き、無事に帰ってくることが
本当にありがたく感じる。
今日も無事に帰ってきますように✨
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