暗い音と明るい月の日

週末にかけて散らかって行く部屋を見ながら、頭のなかの整理をする。どこもかしこも、わりとすぐ散らかる。

あたまの片隅には日頃から悲観的な妄想があって、じぶんにとってそれは結構負担。いつからはじまったか解らない思考の癖、でも、悲劇や絶望や真っ暗闇はかならず世の中のどこかにあって、それがどこかからわたしのところまで侵入してきてしまっているのかも。もしくは、わたしが好きでよく思いを馳せる宇宙の、色やどこかに、そういうものが通じているからなのかも。暗い思いのエネルギーは大きくて、ちょっとした衝撃で爆発するから、出来るかぎり取り扱いに気を付ける。この存在を忘れてしまうくらい楽しい時間を集めていくことが、わたしの楽しみ。

確実にのこり時間の減っている人生、長く生きた としても、日数にすれば全部で3万日くらいしかないというけど、数字で時間を意識すると、あせるような、落ちつくような、ぽんよりした気分になってしまう。遡ってもはじまりは思い出せない不思議。いつの間にかひっくり返されてる砂時計を持たされてるみたいで、見えないけどそれをときどき眺める。その砂の落ちてゆく間に、たくさん好きなことをしたいね。落ち着いて文字にもできる今までの間には、つまらない一本道や 泥沼といばらのさみしい道もあったけど、そこを通り抜けて 抜け出して ここまでやって来た。こうして通りすぎて はじめて冷静に振り返れたかもしれない。その後の時間が大事なお守りになったから もう大丈夫。しゃらしゃら砂は落ち続けていても、正面から見つめなくていい。ふところでほんの少しだけ その音を聞いている。

凄くあやうかったけど、ちゃーんと、いろんな人やものにすくわれて生きているなって、今は思う。もうちょっと逞しくはなりたいな。逞しくなったら、わたしも誰かを持ち上げたり手を引いたりしてみたい。筋力トレーニングに励むべし。

日常なんてふしぎで ずっとちょっと奇跡なんだって忘れなければ、大抵しあわせ。暗い思いを持ってても、日常にはコメディを忍ばせながら、すてきな気もちはふくらませながら、たのしいことを巻き込んで循環させてみたい。ぽふぽふ( ' ε ' )ぽふ。

まだまだあたらしい今年も、楽しくはじける。きっと沢山うれしいことが起こる。ほんとに地球はふしぎ。宇宙もふしぎ。わたしは学者じゃないし研究もしない。よくわからなくてむつかしいことも沢山ある、ということをもちろん認める。でもわたしの回りのいろいろが、わりと好き。「なんかよくわからない地球で精いっぱい楽しく過ごしてやる!」って、去年あたりからそういう心もちです。さいきょうです。

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