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大好きな錦の織物に御旅所でまさかの再会!

大規模修繕のため約2年半休館中の横浜能楽堂。休館中に横浜能楽堂を忘れないでね〜、そして今まで知らなかった皆さん初めまして〜的なギャラリー&ショップ機能の施設「OTABISHO」を横浜ランドマークにオープンしました。神社の祭礼の際の御旅所からネーミングしたそうです。
昨日初めて訪問してみたところ、そこで、まさかの!横浜能楽堂にあった私の大好きな室内装飾織物に出会ってしまいました。

横浜能楽堂のキラーコンテンツはなんといっても約150年の歴史あるシブ可愛い能舞台ですが、私は、何度見ても飽きない、見るたびに好きなる、錦の室内装飾織物たちがお気に入りでした。龍村美術織物のものらしい、それはそれは美しい裂たちです。再度開館まで出会うことは無いと思っていたので本当にびっくり!

まず出会ったのは、能楽堂の舞台のある見所に入る前の歩廊の天井にあった「いちご裂(孔雀」)。それが小さくカットされて「OTABISHO」入り口のウインドウディスプレイの一部に再利用されていました。小さくカットには正直かなり衝撃を受けましたが〜。
いちご裂は通常は丸い花文の連続模様のようですが、ここのいちご裂は孔雀が羽根を広げたモチーフの連続模様で、色合いが素敵です。
歩廊を通るお客様はたくさんいらっしゃいましたが、天井のこの裂を覚えている方はおそらく多くはいらっしゃらないと思います・・・。

次に出会ったのは能楽堂の玄関広間と2階レストランスペースカウンター腰部&見所前室扉にあった「疋田りんどう錦」。カウンター腰部と見所前室扉の織物がお揃いになっていました。レストランスペースにあったカウンターをそのまま「OTABISHO」の入り口カウンターに再利用していました。

まさかの出会いに興奮冷めやらず、能楽堂職員さんと大好きな織物についておしゃべり。この嬉しさを共有したくてお仕事中に突然乱入してしまいお邪魔いたしました。

「OTABISHO」は友人知人との待ち合わせや遠方から訪横の方をご案内する観光スポットとしてまた行きたいと思います。能舞台の神様の御旅所で出会った、大好きな室内装飾織物がたりです。

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