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まだ出会えぬ芭蕉布のお話のその後

先日、まだ出会えぬ芭蕉布についてnoteしましたが、芭蕉布熱は冷めやらずその後再び沖縄県の大宜味村を訪れました。
 
大宜味村を再訪する前に、大倉集古館にて企画展「芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事-の関連イベントとして開催されました「舞踊公演 琉球舞踊の夕べ」を鑑賞しましたところ、第二部の『むんじゅる』等2曲で衣装として纏った芭蕉布を拝見することができました。うち1曲の衣装は古い芭蕉布を譲り受けたものだということでした。展示ケース内の芭蕉布と着物のお客様の芭蕉布でいっぱいの会場で、踊る芭蕉布を見ることができるというなんとも贅沢な舞台でした。日本中の貴重な芭蕉布の多くが一同に会した時空間ではなかったかと思います。企画された担当学芸員の方に本当に感謝です。そして展示リストから約70点のうち、数点は大宜味村所蔵であるということを知りました。
 
事前に予約して大宜味村企画観光課を訪問しましたところ、村では高貴な衣装としての芭蕉布を復元して数点を所蔵し、道の駅おおぎみの観光協会の展示コーナーで公開しているとの情報を得ました。展示スペースの関係で1点のみが2週間で入れ替わるそうです。
早速ご担当者に案内していただき見学しました。何度か道の駅は立ち寄りましたが、まさかこんな奥に展示コーナーがあったとは!!! ここで芭蕉布に出会えるとは!!! もう衝撃でした。私が見学した際は、「胴衣(ドゥヂン)・裙(カカン)」という二部式衣装が展示されていました。紐で結ぶ打ち合わせのある上着とプリーツのような襞のあるスカートの上下です。はりがあってとても艶やかに見えました。
 
大倉集古館で出会えた踊る芭蕉布にも心躍りましたが、やんばるの道の駅おおぎみの奥の奥で出会えた芭蕉布にもちむどんどん!!!しました。まだまだ次の出会いが楽しみな芭蕉布の着物がたりです。

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