再スタートのために そのさん
こんにちは。はざまきおです。
適応障害になって休職していた私の場合のことについて、いろいろ書いていきたいと思います。
自己紹介や適応障害になった経緯についてはこちらの記事から
まず、休職が始まってから、現在まで、取り組んだことはこんな感じです。
① 休む
② 相談する
③ 調べる
④ 見直す
⑤ 今後を考える
⑥ 転職活動
今回は、④の「見直す」、⑤の「今後を考える」について書いていきたいと思います。
④ 見直す
自分のことをきちんと把握していない限りは、再就職したとしてもうまくいかないだろうな、という実感があったため、当時の自分のことを詳しく分析しようと思い直しました。
もちろん、新卒の頃もいわゆる「自己分析」はやりましたが、「できること」「やりたいこと」ばかりに目を向けた自己分析で、マイナスの部分を見て見ぬふりしていた部分がありました。
なので、「できないこと」「やりたくないこと」にも目を向けた分析を行いました。
(1)労働条件
まず整理したのは『ノンストレスな労働条件』です。自分の性質に合わせながら、ノートに書き出していきました。
具体的にはこんな感じ
【勤務体系】
× シフト勤務
= 次の日の予定を何度も確認してしまう心配性なのでものすごくストレス
○ 曜日固定、時間固定
◎ 土日祝休み固定、時間固定
(当時書いたノートがこんな感じ。量を書くこと重視してたんで字がひどいですわ……)
とっても細かい内容まで、山盛り書きました。
自分にとっての「ストレス」とは何か。
分析したことによって、苦手や得意を細分化することができました。
人と話す、と一言で言っても、「初対面の相手との商談」なのか、「飲食店での接客」なのか、「支援者としてユーザーに関わる際の会話」なのかによって、苦手度合いや充実感が全く違いました。
また、ここでストレス要因を分析したことによって、求人票は面接の際に聞きたいこと、確かめたいことがはっきりとわかるようになり、ミスマッチのリスクを軽減させることができたと思っています。
(2)アピールポイント・ウィークポイント
次に分析したのは「アピールポイント」と「ウィークポイント」です。
前回の記事で紹介した本をもとに、自分という人物を売り出すときの「アピールポイント」と「ウィークポイント」を考え直していきました。
まずはアピールポイント
・大学生の頃に学生団体を立ち上げた経験
・現場での経験もあるという強み
・入社〜11月の期間に資格を3つとったこと
・経験した業務内容
転職2.0でいうタグだったら、
「0→1が得意」×「現場経験」×「学習意欲が高い」×「業界の基礎知識」
とかになるのかな、と思います。
(今後の記事で詳しくは書きますが、売り出せそうな長所をいくつか把握した上で、面接官の反応や企業の特性に合わせて、よりフィットしそうな部分を強く押し出しました)
次にウィークポイント。
労働条件の分析を踏まえて、自分にできないこと、苦手なことの中で、どの部分を転職活動で伝えるか、の精査をしました。
・体力がある方ではないので、肉体労働中心だとしんどい
・家に篭りっきりになるとネガティブ一直線になるのでリモートメインだときつい
などなど。
「知識がない」など、改善できそうな部分や、
「パワハラ上司は嫌」といった誤解を生みやすそうな点は伝えないことにしました。
「絶対に押さえておきたい条件」かつ「簡単には変えられないという納得感が得られるもの」にしました。
さて、自己分析が一通り終わりました。
⑤ 今後を考える
休職して、体が回復してきてしばらく経った頃。
一度立ち止まって考え直しました。
「果たしてこのまま転職活動に入っていいんだろうか」
実際のところ、不安に突き動かされて、10社近い転職サイトに登録して、訳もわからないまま応募はしていて、オンラインの一次面接なども受けていました。(メールが転職サイトで埋まりました)
ですが、体調も完全に戻った訳でもなく、また働き始めたところで働けなくなるんじゃないか。
そんな不安が頭を占めていました。
どうしたらいいのか全くわからない状態でした。
とはいえ、2月中旬までに体調が回復しなければ解雇だと会社からは言われている状態で、新卒の貯金額なんてたかが知れていて、金銭面のことは考えないといけない。切り詰めたとしても、2〜3月には再就職か、バイトか、稼ぐ手立てを手に入れなければならないだろう、という金銭状態でした。
12月下旬。帰省する金も惜しくて一人暮らしのアパートで堂々巡りを続け、自分なりの決断をしました。
① 1月(翌月)いっぱいまでとりあえず「休息」の期間に充てる
② 新規で求人の申し込みはしない
③ 今の会社への復職はしない
④ 選考が進んでいる数社には、「適応障害で休職していること」や事情をしっかりと伝える
完全に心身ともに元気になるにはもう少し時間がかかりそうだと感じていて、加えて「健康な自分」を偽って就職できたとしても、また体調を崩してしまうのが目に見えていたので、これらの条件を設定しました。
今年の1月の手帳にはこんな風に書いてました
実際、休もうとしていた1月は退職の手続きや諸々の書類の申請でバタバタしていたので、このスケジュール感で動いて正解だったなと思います。
現場配属で制服着用だったり、会社貸与品があったり、で割と時間がかかりました。
頑張らねば、の気持ちと、休まないと!の気持ちの両方に挟まれて、自分でもかなり迷走していた時期だったように思います。
新卒一年未満で辞めて、まともな再就職先なんて見つかるんだろうか。
しかも、精神疾患になったなんて言えば、絶望的なのではないだろうか。
そんな風にも思いましたし、
いや、あんな会社辞めて正解!きっと次はもっと良いところが見つかる!
就職、バイト、起業、いろんなチャンスはある!
とも思いました。
不安と希望の間で迷いながらも、「できる範囲のセルフケア」と「選考中の数社へのしっかりとした対策」だけは怠らずにやろう、と動いていました。
そんなこんなでグラグラな状態で転職活動を行っていました。
転職活動の詳しい話は次回に。
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