お茶と剣道~日日是好日を読んで~剣道回想録1
ブログで有名な剣道中毒先生がおすすめしていた
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ― (新潮文庫)
を読んだら
色々な思いが出てきたので書きとめたいと思います。
お茶との出会い
私がお茶を習ったのはたった数ヶ月。
結婚して大阪に初めて住んで、初めてできた友達のお義母さんがお茶の先生をしていたので、習ってみようかと。
その時には長男がお腹にいたのでまだ知り合いもいない私にはちょうどいい時間の過ごし方でした。
しかし。
ひとつひとつの作法が先生にその場で言われながらするので、全然なにやってるか分からない😅
「そう、そう!」といわれてもヽ(°∀。)ノ??
毎回覚えてないので申し訳ない、と思いつつ
お菓子が美味しい〜🎵とかで数ヶ月習いました。
その時になんでマニュアルとかないの?
事前に覚えたりする教本はないの?でした。
でも20年たってこの本で疑問が解消されました。
自然と身につくまでお稽古する。
これなんだぁ(°▽°)‼️
そうおもったら、習いたくなってきました(笑) そしてふと思いました。今習っている剣道にも通じるのだなぁ、と。
前回剣道をはじめたきっかけを書きました。
あれから早8年目。まだまだ下手です😅 今回はこの本の内容を考えながら初段までの稽古の振り返りを自分自身の戒めとしてメモしていきます。
習いはじめの初日。
5段の女性の先生に足さばきをならいました。 今思えばユニークなスタートでした😅
なんと踏み込みから(笑)
大人から剣道の人は打突と踏み込みがズレやすいから、まずは足からと理由でひたすら壁に向かって踏み込んでぶつかりに行くという稽古でした。
次の日。 :( _ ́ω`):_
産まれたての子鹿のよう階段降りられませんでした(笑)
そして指導メインはおじいさん先生になり、理論的に基本から習い始めて通いました 。
5月から習って夏には面をつけよう、という先生に「暑いから」とは言えず、「まだまだ基本ができないんで」と逃げ、10月審査受けようという話もなんとか伸ばし、10月から男子高校生お下がりの剣道具をいただきスタートしました。
そういえば、小さい頃から戦いものが好きでアニメ、レンジャーもので遊びは戦いごっこでした(笑)
空手を習いたいと言っても、親は体が弱いし女の子なんだから、と習わせてくれませんでした。 なので大人から剣道を始めた私はとてもはりきっていたのです。
先生方の稽古の動きがカッコイイ~😍とあんな風になりたい、と妄想しながら剣道具をつけてはじめての稽古!! でも、面を受けたら…
え!? 面に衝撃💥
痛くないかもだけど、こんな衝撃くるの?
え?え?\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/でした。
剣道具つけたらまったく痛くないと思っていた私には物理的にもメンタル的にも衝撃でした(笑)
息子は100センチぐらいの小さい体で先生の面を受けていたのかぁ、と思ったら「偉い!」と思ったものです。
昔、保護者席からあーだこーだと子供にブイブイ言っていた私を殴ってやりたい(笑)
剣道具つけて稽古する、偉いよ息子よ。ほんと。
しかもコテ受けたら痛いやん😱
胴外れたらめっちゃ痛いやんっ(💢'ω')
夏は暑いやん、冬は寒いやん。
稽古に精進する子らに尊敬の念を持ちました。
しかも約束稽古、覚えられない😅
たとえば
面→引き面→引き面で下がったら相手は追いかけて面→そこをコテ とか、今なら分かりますが
え、え、え?って(・ω・* 三 *・ω・) ???
もう下手すぎて_| ̄|○ il||li
お相手に迷惑かけてるわ、と凹みました。
「そんな簡単にできるようになったら50年も稽古しとらんよ」と先生に励まされたものです。
そしてあるツイートで知った言葉
拙守求真(せっしゅきゅうしん)
〜拙なきを守って 真を求める~
(意味)不器用な者は、その行う動作が下手でも、常に正しく、人一倍の努力をすることによって、やがて、その本質を究めることができる )
これを座右の銘として 「下手でも頑張ろう💪」と稽古をしておりました。
そして習い始めて10ヶ月、初段をいただけた時はうれしかったです。42歳のことでした。
でも振り返れば、当時は本当にまだまだ分かってなく
(今もですが)ひたすら言われたことをやろうとするだけで精一杯でした。
8年たって少しずつ先生のあのご指導はこうだったのか!とふと気づきがくるときがありました。
日日是好日の本の前書きにこうあります。
本当にそう思います
剣道はとても楽しい(^-^)
まだまだ稽古は続きます。また次回段、3段の昇段審査までのあんなことやこんなこと、書きますw