風邪が気持ち良いなどと思ってじっくり堪能し過ぎたせいか、風邪の方は歓待され戸惑ったのか、はたまた体と仲良くなり過ぎたせいか、さらっと風邪は治ってしまった。やや寂しい。ありがとう風邪、意外にいい奴だった。 すぐに元気になってしまった。さっそくきびきびと動き出す。あれもこれもとやることを済ませ、明日の予定を立てているともうこんな時間だ。 夜遅くに起きていられるのは元気な証拠かもしれない。
そういえば風邪は気持ち良いものだった 久しぶりにやわらかな風邪を引いた。 やや頭がぼんやりする。心地よい程度の熱加減。 そういえば子供の頃の風邪はこんな感じだった。 この気だるい、ボーっとした感覚は大人になると意外な休息になる。 意味のない気遣いを強制的にシャットダウンさせ、神経の過敏さをなだめ、心のアンテナの先をまるくしている。 こんな風邪ならたまにはいい。 気持ちよい心地よい正月を、身体が過ごしている。