声優茅原実里の好きなところを語ってちょっとずつ作品見ていくシリーズ① サスペクトのレイチェルとうた恋い。の清少納言
サスペクトー薄氷の狂気ー
先日、みのりんが吹き替えをしている映画を観ました。
みのりんは良かったです。映画としてはなんか不思議な作品でした。みのりんは良かったです。みのりんが出てなかったら私は多分手に取らない作品でした。すごいみのりん良かった。みのりんは良かったです。
こういうね、我が強くて頭が良くてでもそれで少し損してる真面目で不器用な女が良いなと思うんですよね声優茅原実里。んで、そういう女は物語の中で大抵普段は冷静キャラなんだけど中盤で感情を爆発させるんですよ。そのちょっと怖いくらいの噴火がみのりんすごい良いんです。豹変する瞬間が凄く良い。歌でもそうですよね。可愛い歌を可愛い声で歌いつつも即座に雰囲気変えて全く雰囲気が違うキリっとした歌声で激しい歌を歌う。声優と歌はシームレスなんだなと思いました。声優っていうか、「演じること」と「歌うこと」。古代はきっと一緒だったんですよね、同じカテゴリのものだったんですよね。
沖浦和光先生の面白い記事。まあこれは置いといてですね。
声優茅原実里をもっと堪能したいんだけど白状しますが長門有希を通ってないんですよね私。なんかね、ハルヒはね、まず私はね、原作小説の出始めの頃知ってるんですけど、角川スニーカー文庫は読んでなかったんですよね……。電撃文庫派だったんですよね……。そしてアニメのハルヒが流行した頃ちょうどアニメ自体を見ていなかった。「EDでキャラが踊るんだけどめっちゃ動いてるんだぜ」ってアニメ好きな友達に語られた記憶があります。いやねー、ちょうど私が大学生くらいだったと思うんだよね、勉強とバイトにのめりこんでて余裕無かったんじゃないかな確か。視聴タイミングを逃して今に至る。
……ということでハルヒを観始めました。面白いね! 一気に観たい気もするけどここは少しずつ消化していきます。また感想載せます。
セレステラカワイイ芸人はゆたそ
あっちこっちで言ってるんだけど私は宇宙戦艦ヤマト2199のセレステラがカワイくてカワイくて発作のように毎日ツイッターで「カワイイ〜〜!」って叫んでたんですがあまりにもツイッターで自分が「カワイイ〜〜!」って呟くからセレサーチしても自分ばかり引っかかって自分で自分を憎みそうになるので最近は自重しています。
私が茅原実里ちゃんの歌を聴いたきっかけがヤマト2199のセレステラです。ヤマト2199は説明するまでもなく、往年の名作宇宙戦艦ヤマトのリブート作品で、セレステラはその中でのオリジナルキャラ、そして声が茅原実里ね。
ほらカワイイ。これは茅原実里の声が出る喉。おデコめっちゃ広くて耳が尖ってる。マントとミニスカ軍服。カワイイ……何から何までカワイイ……。見てくださいよこの膝……かかと……くるぶし……首の細さに顎の小ささ……カワイイ……信じられない……結城信輝大先生の筆致がカワイさを余すところなく表現している……意味が分からん立ち絵だけでこんなにカワイイとか信じられない……
円盤の6巻のパッケージにも起用されててね……。カワイイ……あかんヨダレ出てきたカワイイ……カワ……カワ……
ヤマト2199は作品自体箱推しでとても良い作品です。コロナ禍始まってもう1年半以上、毎日緊張しながら働いてて、仕事量が増えつつ攻撃的な八つ当たりも頓珍漢な主張もぶつけられてどんどんプライベートでの行動範囲も狭められて、だいぶしんどくて、当たり前に「もうどうでもいいわほんと~!!」って投げ出したくなる瞬間もあって。でもふとした瞬間に沖田艦長のドス効いた声が脳内再生されるから我に帰れる。フィクションのアニメ作品のおかげでシラフに戻れる。さすが地球救える宇宙戦艦。沖田艦長に叱り飛ばしてもらうためにヤマト2199も見返す予定です。
とりあえず今は、先日観たコレについて。
超訳百人一首 うた恋い。
原作漫画がめちゃくちゃ好きだったんですよ。百人一首という古典的な題材を鮮やかに切り出して描いていて。またこれ漫画が上手い。絵が上手けりゃ見せ方も上手い。もし自分が中高生の時にこの漫画があったら古典の成績変わってた。そのうた恋いがアニメになった時の清少納言役が実里ちゃんでした。
清少納言ねー、原作漫画では3巻の主役。
うた恋い、基本的には百人一首の歌一首ずつについてのアンソロジーで、2巻以降は著名な歌人を主人公にして回っていきます。3巻は清少納言中心。これは、ひとりの女性がとある業界で活躍して身を引くまでの物語です。燻っていた才ある女性が運命の職場に出会い男社会の中、己の能力を武器に戦っていくも、やがて時代の波に飲まれていき……ンもーーーー大好きすぎる。読んでない人読んでそしてこんな素晴らしい物語とキャラクターと縁を結べたみのりんの僥倖に心から拍手して。はい拍手! おめでとう! おめでとう!
アニメでは8~10話が清少納言回。これ観るためにアマプラのdアニメストア入りました。おかげでハルヒも見れているので悔いはない。
「才走って生意気な女」と作中で言われる、頭がすこぶる良いし口も立つ清少納言。みのりんのツンツンツンツンキンキンキンキンした声が「私には隙が無くてよ!」って雰囲気をめちゃくちゃ醸し出す。誰とでも親しげに喋っているように見せかけてどこかで一線を引いている。心は許していない。そう、百人一首の中の彼女の歌である「夜をこめて 鳥のそら音ははかるとも 世に逢坂の関はゆるさじ」の逢坂の関を、声で表現しています。ぜひこれは見て、聴いて、感じてほしい。
ただし、上司・中宮定子と接する時に時折現れる声の柔らかさにはハッとする。定子様のゆったりした喋り方と少納言の凛とした強い声のコントラストがバランス良くて気持ち良いんです。そしてラストの、敵陣営だったけど良き友人だった行成との再会、そして彼を励ます少納言の言葉は、もう、人生へのエールで、すごい沁みる。「楽しかった思い出は…」ってところ。鉄壁だった逢坂の関の行方。泣いちゃう。
もちろんうた恋いは他の歌人の話も素晴らしいです。アニメは構成が上手くて、毎回キャラクターが少しずつ重なって出てくるようになっている。11話は紫式部回。清少納言回でも出てくる輝かしいオレ様野郎藤原公任VS紫ちゃんfeat.行成と、源氏物語と「物語を作ること」について。12話は、少納言が仕えた定子の甥・藤原道雅と当子内親王の「物語どおりにはならなかった」悲恋話。13話は、狂言回しだった藤原定家が遂に主人公になった、この連作物語の象徴となる最終回。
良かったです。
次は何を観ましょうか
ハルヒにするか2199にするかはたまた違う作品にするか、どうしよっかな〜〜〜って考えてみのりんの出演作品見てたんだけど、心惹かれるのが妖怪人間ベムのリメイク版です。観てたわ……。もしかして私とみのりんとの初コンタクトは妖怪人間ベムだったのかもしれない……。観てたけどもう全然覚えてないんだ……
妖怪人間ベム、アマプラにあるかな……