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むすぶおむすびの旅②(福岡/糸島編)

翌日はお塩を巡る旅、福岡の糸島にやって来ました。

むすぶおむすびの旅、前編はこちら↓


今回伺ったのは

私が今回伺ったのは糸島にあるまたいちの塩。(福岡ではかなり有名なんですね。というか全国的に有名なのかも知れない…)

私がまたいちの塩を知ったのは、下倉樹さんの調味料講座に参加したのがきっかけです。

いつものおむすびをこのお塩でむすんでみたらすごく美味しくて、それ以来むすぶおむすびの塩はこのお塩を使っています。


博多から糸島へ

旅の得意な母に「翌日糸島いくなら、熊本よりも博多に泊まった方が良さそうだね!」とアドバイスをもらい、博多のホテルに泊まりました(予算内で良さそうなホテルも見つけてくれて、すごく助かった〜)

博多駅からは電車に乗って、乗り換えなしで最寄りの「筑前前原駅」へ。さらにそこからまたいちの塩のある工房までは車で約25分ほど。

紆余曲折、ドラマがありながらも無事に辿り着くことができ、ホッ。。。

海の近くということもあって吹き飛ばされそうなほどの風!とても寒い!そして駐車場からたった数分だとは思いますが、思ったよりは歩くなぁという印象です。

塩プリンが有名らしく、平日なのにも関わらずたくさんの人で賑わっていました。休日だと人がすごそう…

またいちの塩

またいちの塩作りは汲み上げた海水を立体式の塩田で約10日間循環させ太陽と風の恩恵を受けながら濃度を上げ、その後平釜に移しじっくりとゆっくりと煮詰められていきます。そこでできた結晶をすくい杉の樽で一晩寝かせできたのがまたいちの塩。

工房の窓からも海が見えるのですが「まさに今、この目の前にある海水がお塩になっているのかぁ。すごいなぁ。」なんて思いながら、実際に工房の中も見学させていただきました。

(この日はお天気が良くなかったので、海は濁っていましたが普段は透き通っていて綺麗なんだそう。海好きとしてはその景色が見たかったなぁ〜)

海水からお塩にするまでに2段階に分けて煮詰めていくのですが、これはこの写真の窯から掬い上げたばかりの塩。まだ水っぽさもあり、塩の辛味もマイルドでした。


店長さんが案内してくださったのですが、塩作りに大切なのは温度管理とのこと。薪での温度管理になるので、まさに職人技ですよね。んー!これは楽しそう😆


窯は2つあるのですが、こちらの窯は薪で、もう一つの窯は、飲食店から出た廃油で煮詰めているんだとか。

むすぶおむすびのこれから

今回この2日間の旅を通してたくさんのことを体験し、味わいました。

お米をむすぶから「むすぶおむすび」という会の名前になったけど、こうして足を運ぶことで、未来について考える時間になったり、人と自然とのつながり、人と人のつながりをすごく感じて、そういう「むすび」も含めて、むすぶおむすびの会になっていくんだ。と静かに納得する私がいました。

私自身ももっともっとむすぶおむすびを深めていきたい…!


私にとっていい旅とは

すごく”いい旅”だったなぁ。。。振り返った今、そう思えることができてとても幸せです。

”いい旅”というのは、ご縁に恵まれたり、幸せなことしか起きない。そういうものではなくて、ハプニングやうまくいかないこと、やだったこと、残念なこと。そういういろんなことを感じれて、またそれを糧にできること。

それが今の私にとっての”いい旅”です。

以前までは、嫌な気分になること=良くないこととネガティブに捉えていたので、そのときの私が今回の旅を振り返れば「なんか思ったのと違かった。」と思うでしょうし、最悪「いかなければよかった。」とさえ思っただろうなぁ。笑笑笑

こうして捉え方が変わったのも自分自身と向き合ってきたからこそ。今年はいい旅をたくさんしたいな♩






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