【オーストラリア大学・大学院留学】授業の課題編
こんにちは。学期中は大学の課題で死ぬほど忙しく,めっきりご無沙汰しておりました。Hayuです☺
メルボルン大学院での課題は文字通り死ぬほど大変なのです。留学中,「勉強が大変」とよく耳にすると思いますが,言い換えれば「課題が大変」ということ。
そこで今回は,私がサウスオーストラリア大学での交換留学,またメルボルン大学院での修士課程で私が体験した課題の種類や内容,量などについての情報をシェアしていきたいと思います。
今までの課題の種類と詳細
➀エッセイ
一番メジャーな課題で,ほとんどの科目に含まれるかなと。エッセイというと何だか自分の考えを書くような響きですが,自分の考えを書くのはマイナスを食らいます。授業で使ったり,関連する文献を自身で集め,文献ではどういった考えが主張されているのか,与えられたトピックについてまとめます。Report(マーケティングやインタビュー)でない限り,グループではなく個人課題であることがほとんど。また,エッセイにはJournal(自分の経験と学修内容を結び付けたりする)やLiterature review(文献を自分で探してまとめる)なども含まれます。
下記にまとめていますが,学期が始まってすぐのエッセイ課題は1,000-1,500文字のものがほとんどです。授業が進むにつれ文字数は増えていき,最終課題がエッセイであれば,3,000字前後が一般的です。今までの最高は3,500字でした。
エッセイの一番の難所は,文献(Reference)でしょうか。「ーーはーーであるとされている」と書くときは,全て根拠となる文献を示す必要があります。一つの主張に対し5つの文献を使用したりもします。また,文献数は採点基準に含まれていることもあり,最低使用数が定められていたりします。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが,Reference Styleという文中での文献を書き方や課題の最後に描く文献リストの書き方も決まっており,これを間違えるとマイナスされます。下の例の()内のやつです。
The University of Melbourne is considered as one of the best universities in Australia (Hayu et al., 2022).
文献数はだいたいで科目の内容によって全然違いますが,1,000字のエッセイで10+くらい,3,000字で25+くらいでしょうか。
➁試験
今まで半分か半分より少し少ないくらいの科目で試験がありました。学んでいるコースによって試験が多かったり少なかったりすると思います。ビジネス系は多いかもしれませんね。
メルボルン大学院での試験は,私は全てオンラインのみで受けました。これは新型コロナウイルスの影響です。オンライン試験ということで,授業のスライドや教科書を見てもOKなので,暗記する量は圧倒的に少なく,経済系の数式を覚えたりするものは楽でした。
これに対して,サウスオーストラリア大学での試験はパンデミックよりも前でしたので,全てオフラインでの試験でした。オフラインの場合,サウスオーストラリア大学でも,メルボルン大学でも,試験は大学外の他の会場で行います。私の場合,ずらーっと机が日本の大学入試の共通試験のように並んでいて,多人数で受ける感じです。終わった人から挙手をして記名などを確認してもらい,静かに退席するシステムでした。
試験がある科目は結構他の課題と比べて試験の最終成績に対する比重が大きいイメージです。
➂プレゼンテーション
プレゼンテーションがある科目も多いです。プレゼンテーションには授業中に行うものと,zoomなどを使用してレコードしたものを提出するものがあります。今までで言うと,レコードの方が多かったです(新型コロナウイルスの影響か?)。
採点基準としては,ボディーランゲージ,話し方(熱意がこもっているか等),スライドの質などがありました。
レコードの場合,少しつっかえたりしたら全部レコードし直しなので,15分とかの長さはもうものすごく時間がかかりました…。その分授業中に発表するのは楽かもしれませんね。
➃クイズ/テスト
クイズというと日本では遊びのようなイメージがありますが,日本で言う小テストのような感じです。毎週あったり,隔週だったり様々です。
試験ほど大きなクエスチョンはないけれど,総合すると最終成績の比重は結構大きいので,ここで成績を稼いでおくと後々楽でした。
私の場合,全てオンラインでした。
➄オンラインディスカッションへの投稿
これは大学によりそうですね。メルボルン大学では,履修しているそれぞれの科目ごとのオンラインモジュール(Webサイト)があるのですが,そこにディスカッションフォーラムという先生に学生が質問したり,先生がアナウンスメントをしたりする場所があります。そのフォーラムを利用して,質問に対して自分の答えを投稿し,また他の学生の意見にコメントをしたりするという課題がありました。
他の学生の答えが見られるので,答えは一つではなく自身の考えを投稿するものでした。
例:前学期のそれぞれの科目の課題と最終成績に対する比重
*科目名は省略です
*Hurdle requirementの説明は次のセクションにて
Marketing
レポート(1,200字相当) 30%
グループプレゼンテーション 10%
グループレポート(3,000字相当) 30%
試験 30%(50% Hurdle requirement)
Management
エッセイ 20%
グループレポート+メンバーからの評価 25%+5%
試験 50%
Food Politics
エッセイ 1,800字 40%
エッセイ 3,000字 60%
プレゼンテーション Hurdle requirementだが成績には入らない
Innovation
ディスカッションフォーラムでのディスカッション(全5回)20%
Literature review 1,500字 30%
レポート 3,000字 50%
その他
ハードル Hurdle Requirement
科目や課題によってはHurdle requirementという,科目をパスするためにそれぞれの課題の最低限クリアしなければならないスコアがあることがあります。例えば試験50%など。いくら他の課題の成績が良くてもそこをクリアしていないとパスできません。授業への出席がHurdle requirementのこともあります。
平均点はどのくらいか
科目によっては平均点が発表されることもあります。科目によりますが,75%弱くらいが多いです。私の大学では80%以上が最優秀の成績で,75%以上あれば結構優秀なイメージです。なので,それぞれの課題で75%以上あれば良かったーとホッとしたり嬉しかったりします。
終わりに
今回は簡単に課題の種類とそれぞれの内容について書きましたがいかがだったでしょうか?
科目によって課題は本当に様々で,エッセイ2つのみのものであれば課題の数自体は少ないけれど,1つの課題が大きく比重が高いです。対して課題の数が多い科目は1つの課題の出来が良くなくても他の課題の出来によっては挽回できたりもします。
どの科目も学期の真ん中と最後に課題の締め切りがあり,他の科目と被ることが多いです。大きな課題の締め切りがたくさん被ってしまうと本当に地獄を見るので,履修する際は課題の内容や比重も考慮してみるのが良いと思います。
少しでもお役に立てましたら幸いです☺
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