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さよならは終わりでは無い #3
新幹線内で僕と鈴花は色々な話をした。
どこに行きたいか〜とか何食べたいか〜とか。
話せば話すほど出てくる素敵な案に僕はどうすれば全部行けるかを考えていた。
鈴『とりあえずまずはホテルに荷物置きたいかも』
○「そうだね、キャリーケース重すぎるし置いてからにしたいな俺も」
鈴『そうしよ、そしたらいっぱいたこ焼き食べるんだ〜」
○「さっきご飯食べたばっかりじゃん...」
鈴『せっかくの旅行だし、いっぱい食べるの!』
○「はぁ...」
こんな会話を続けていると、車内アナウンスが鳴った。
"まもなく、新大阪"
僕らは新幹線から降り、大阪へと足を踏み入れた。
鈴『大阪に来た〜!!』
○「すげぇ」
鈴『ついに念願の大阪だよ!早くホテルに荷物置きに行こ!』
○「おっけい。んーと、どこだっけなぁ。あったあった、あれだ」
ホテルは新大阪からすぐの所に取った。駅から近かったため多少高くついたが、まぁいい。
○・鈴「『お願いします』」
とホテルマンさんに荷物を預け、僕らは観光を始めた。
鈴『まずはどこ行く?』
○「んー、ユニバに明日行くからそこまで体力使いたくないし大阪城とかは?」
鈴『いいかも!レッツゴー!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○「でっけ、これがあの大阪城か」
鈴『すご』
僕達は大阪城を目の前にして目を輝かせていた
○「チケット買って中入りたいな」
鈴『折角だし入ろうよ、記念にもさ?』
僕らはチケットを買い、大阪城を回った。
○「これがあの大阪夏の陣で落城した大阪城か。すんごいなほんとに」
鈴『出たよ歴史オタク。でも、今日は聞いてて飽きないかも』
○「なんだそれ...」
鈴『んー、なんか特別な気持ちって感じ?笑』
そう言って笑う鈴花の目の奥は笑っておらず、悲しそうだった。
#4に続く。