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君と正月 AfterStory#1

僕とひかるが付き合い始めて数ヶ月が経った。
受験を控えてる僕もひかるは遠距離の為電話はするが程々にしていた。

ひ『ねー、会いたい』
○「え?」
ひ『○○は、私に会いたくないの?』
○「そりゃ会いたいよ、彼女に会いたくない彼氏なんかいるわけないだろ」
ひ『言うねぇ笑』
○「でも最後に会ったのも正月だしなぁ...」
ひ『私明日から1週間休みなんだよねぇ』
○「残念、俺は学校ですぅ」
ひ『むー、だって夏休みも会えなかったんだよ?もう会わないで9ヶ月くらい経つよ!?』
○「たしかになぁ...」

この後はいつも通りの会話をして、電話を切った。
僕の心はひかるに会いたいという感情が何よりも強くなっていた。

〜2日後〜
A「○○帰ろ〜!」
○「ちょ、待って!これだけ提出してくるから」
B「早くしろよー」
○「わーかってる!」

僕は友人ABと毎日のように帰っている。
今日も一緒に帰るはずだった。

○「すまんすまん、帰ろ」
A「何出したん?」
○「進路希望届」
A「あー、俺昨日出したわ」
B「俺は先週」
○「はぁ?早すぎだろ」

いつも通りの会話をしながら校門を出た。
校門を出たところで腕を掴まれた。

○「うぇっ!?」
『おかえり、迎えに来たよ?』
○「ひかる!?なんで!?」

腕を掴んだ人の正体はいとこで彼女のひかるだった。
2日前、会いたいなどと話してはいたが...

ひ『会いたくなったから、だめ?』
○「来たなら教えてよ...」
ひ『サプライズだよサプライズ!』
○「確かに驚いたけども笑」

A、B「あのー、お取り込み中申し訳ないんだけど、誰ですか?」

○「えーとね『彼女です!!』」
A.B「え?」
ひ『あ、森田ひかるって言います!○○の彼女です!!』
A.B「えーと、あー、ちょ○○借ります」

A「お前彼女なんていたの?」
B「しかも可愛すぎるだろ」
○「まぁ...」
A「いつ出来たんだよ」
○「正月...」
B「どこで出会ったんだよ」
○「どこで出会ったも何も...『いとこです!』」
○「ちょ!?ひかる!?」
A.B「は?え?いとこ...?」
ひ『はい!いとこです!』
A.B「えぇ...?」
○「えと...」
ひ『すいません!今日は失礼します!○○帰るよ!』
○「え、あ、じゃ、じゃあな!AB!」

ひかるに手を引っ張られ帰路に着く○○達

○「聞きたいことは山ほどあるんだけどさーいつ来たの?」
ひ『んーとね、着いたのは1時間くらい前かな。○○の高校知ってたから迎えに行こうと思って!』
○「そういう事か、ってまだ理解が追いつかないけど」
ひ『ということで、これから5日間○○の家でお世話になるから!』
○「え?」

驚きと共に、この5日間が楽しみになった○○であった。

#2へ続く

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