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高杉隼人
2016年9月19日 23:53
電車で三駅乗って、降りた駅から歩いて五分ほどの所に、記憶を無くす前の私が通っていた立花女子大学がある。ここは街の中に立地していて、近くに大学が三校もある。 私は正門から入っていく。女子大だけあって、周りは女の子しか歩いていない。非日常というか、とても異様な光景に思えた。建物は、どれも年季が入っているように見えるが、白を基調とした建物はどれも綺麗に映った。やはり私がここに通っていたからだろうか
2016年9月9日 00:22
この季節は七時半になって、ようやく暗くなる。私はスーパーで買い忘れた食料品を買って、辺りが闇に包まれる中、家へと帰る。 今日は友一さんが残業をして帰ってくるので、しばらくは帰ってこない。まだ夕飯の支度をするのには、時間が残っている。 今日は熱帯夜なのだろう。夏特有のじめじめした暑さは私を不快にさせ、早く家に帰りたいと思わせるには十分過ぎるくらいだ。 でも、早く家に帰りたいと思わせるの