自分の根っこに触れに行く
私ごとですが、なかなかのモヤモヤを、抱え込む日々が続いてます
もともと自己肯定感が強い方ではないし
何か問題が起こるといつも思うのは、打たれ弱い自分の情けなさ、だったりします
悩みで頭と心がパンパンになった時、いつも感じ思うのは
自分がこれまで成してきたことって、果たして正しかったのだろうか
そんな思いだったりします
堪らなく、自分の足元を貧弱に思ってしまうのです
そんな中、昨日、娘のスイミングの付き添いの間、じっとしてられずに、外に出ました
足の向くままに歩き始めて、自分が元いた職場があるデパートの地下に
沈みがちな気持ちのせいか、煌びやかな照明やショーケースが眩しく感じるなぁと思いながら
平日の閉店間際、決して人は多くなかったけど、それでも活気はあって
お客様さんの顔はやっぱりワクワクしてました
それでね、いろんなことを思い出して、ふと思ったんです
あの頃の自分も、自分なりに懸命にやっていたよと
正直、忙しすぎて、毎日愚痴ってばかりだったけど笑
それでも誇りを持ってパンを焼いて
それを長い行列を成してまで、求めてくれる方がいっぱい居たなと
お盆やクリスマス、年末年始なんかは人をかき分けて通らなきゃならなかったほどごった返していた、そんな光景を懐かしく思い出しました
自分でお店を始めてからも、僕の出自を知ったお客さんが
そうか、だからハリマヤさんのパンは本物なんだね
そう話してくれた方が沢山いました
今僕が抱えてるモヤモヤは、パンのことではないけれど
それでも、自分の根っこみたいなものを振り返ってみたら、気持ちがスゥーッと落ち着きました
懐かしい場所に身を置いてみて
まだまだやれる、そう思いました
誰にでも、形はどうあれ、根っこがあります
根っこのお陰で今がある
時には、その根の存在を確認してみるのも、いいもんですよ