咀嚼について

咀嚼の機能と概念について
よく考えます

咀嚼とは、摂取した食物を歯で咬み、粉砕すること
このときに食物と唾液とが混じり合う。これにより消化を助け、栄養をとることができます

歯や歯茎、顎などが傷んでいては、しっかりと咀嚼することは難しく、粉砕が不十分のまま飲み込むことになって、せっかくの食物の栄養も取りこぼしてしまいますし、味わう楽しみも失せ、柔らかいものばかりを選ぶ様になって、次第に食べる事そのものに頓着しなくなってしまうかもしれません

食べる事は、生きとし生けるもの全てに欠かせない大切な事なのに、咀嚼の機能と意味を放棄するのは、大きな軸を失う様に思うんです

これって物事の背景を知る事にも共通しているなと思っています

生きていると凡ゆる出来事に遭遇します

その全てについて考え始めるとキリがないので、私たちはその殆どを無意識に選別して生活しているわけですが

かといって、物理的な忙しさや心のゆとりの無さから、凡ゆることになんの引っかかりも感じずに、選別をスルリと通過させて丸呑みしてしまう癖がついているのは、大切なものの放棄であったり、生き物として余りにも危険な状態だと思えてなりません

引っかかるという感覚は、兎角面倒な事で、自分からしてもやれやれという感が否めないし、人から面倒くさい奴と揶揄される事も多くなります

なので生産性の観点からも、ある程度のTPOは必要ですけど、硬いものくらいはしっかり咀嚼して考え味わう様に気をつけたいと思います

噛む事で負荷を緩和して健康でいられるように
向き合うべき物事はしっかりとキャッチアップして、咀嚼しながら、考え、味わい、負荷を減らし、安全に
取り込む

心の咀嚼機能を健やかに保って、どんどん発達していきたいなと、思っています

世の中を咀嚼することを放棄して
その味わい深さや栄養価を知らないで
つまらないなんて言いたくない

面倒くさい奴で、私は在りたいんです笑笑
#咀嚼
#めんどくさい奴
#和歌山パン屋