taste of the material

日本を代表する”芸術家の父”と言われる
北大路魯山人(きたおおじ　ろさんじん)の言葉に、

”taste of the material”　
(素材の味)

というものがある。

僕たちは常に完璧を求められ、
他人の期待に応えることに追われてしまう。
そのせいで自分を飾り立て、自分をよりよく見せようとする。

しかし本当に大切なのは、
君が飾っ気のない本当の自分自身を愛し、
受け入れること。

『あなたがあなただから、私はあなたを愛しています』

それは、君が君自身であること、
そのすべてを愛しているよということを意味する。

君のよい面も、足りない面も、
弱さも、強さも、ときに見せる脆さも。

それは、君がどのように変わろうとも、
僕の想いは変わらないことを保証する言葉。

愛とは、相手を理解し、受け入れ、尊重すること。
相手の存在そのものを見つめ、その存在を祝福すること。

それが、君が君であること、
『あなたがあなただから、私はあなたを愛しています。』
という言葉の本質なんだ。

この世界は無数の個性に満ちている。
それぞれの人が自分自身の価値観、経験、能力を持っている。

だからこそ、1人ひとりが自分自身のままであることが
何よりも重要なんだ。

自分を否定せず、肯定することで、
他人もまた同じ自分を肯定し、生きる勇気を得ることができる。

『素材の味』

きみには君だけの味があるんだ。