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サラスバシーの名前の由来はインド北部の聖なる川 【エフェクチュエーション】

コテンラジオで、サラスバシーとはインド北部の川の名前で、弁天様を表す神様の名前になっていると聞きました。これは本当ですか。


はい、その情報はほぼ正確です。ただし、正確な名称は「サラスヴァティー」(サンスクリット語: सरस्वती, Sarasvatī)です。

私のミスです。コテンラジオではちゃんと「サラスヴァティー」と言っていた(^^;;

サラスヴァティー川は、古代インドの宗教的文脈で重要視され、『リグ・ヴェーダ』などの文献において賛美されています。この川は現在は存在しないとされますが、インダス文明の中心部を流れていたと考えられています3

wikiより

サラスヴァティーの起源

サラスヴァティーは、元々インドの聖なる川の名前でした14

  • 『リグ・ヴェーダ』という古代インドの聖典に登場する聖なる河川の名称です14

  • サンスクリット語で「水(湖)を持つもの」という意味があります4

神格化と変遷

サラスヴァティーは、川の名前から神格化され、以下のような変遷を遂げました:

  1. 最初は水と豊穣の女神として崇められました4

  2. 次第に、流れる川から「流れるもの全て」を司る女神へと発展しました4

  • 言葉・弁舌

  • 知識

  • 音楽

  1. 後に、芸術・学問などの知を司るヒンドゥー教の女神となりました4

日本への伝来

サラスヴァティーは、仏教と共に中国を経由して日本に伝わりました23

  • 日本では「弁才天」または「弁財天」として知られるようになりました23

  • 七福神の一柱として広く親しまれています4

サラスヴァティーの特徴

  • 創造神ブラフマーの妻(配偶神)とされています4

  • 4本の腕を持ち、数珠、ヴェーダ(聖典)、ヴィーナ(弦楽器)を持つ姿で描かれることが多いです4

  • 白鳥またはクジャクを乗り物としています4

このように、サラスヴァティーは古代インドの河川から始まり、知恵と芸術の女神へと変容し、日本では弁才天(弁財天)として広く信仰されるようになりました。

その川は今どうなっているのですか。


サラスヴァティー川の現状

サラスヴァティー川は古代インドの文献に登場する河川ですが、現在は消失しています1

消失の経緯

  1. 古代の重要性:『リグ・ヴェーダ』などの古代インドの文献で重要な役割を果たし、賛美の対象となっていました14

  2. 干上がりの記録:既にブラーフマナ(ヴェーダ解釈書)の時代には、サラスヴァティー川が砂漠に干上がったという記述があります1

現在の痕跡と仮説

サラスヴァティー川の実際の位置については、以下のような説があります:

  1. ガッガル・ハークラー説:現在のガッガル・ハークラー涸河床がサラスヴァティー川の跡であるとする説が有力です14

  2. ヘールマンド川説:アフガニスタンのヘールマンド川がサラスヴァティー川に相当するという説もあります1

  3. 架空の河川説:実際には存在せず、神話的な川であったとする説もあります1

文化的影響

サラスヴァティー川は、その後サラスヴァティー女神として神格化され、知恵と芸術の女神として崇められるようになりました1。この信仰は後に日本にも伝わり、弁才天(弁財天)として知られるようになりました。
このように、サラスヴァティー川は物理的には消失していますが、文化的・宗教的な重要性は現在も続いています。

・・・
あぁ、コテンラジオまじ聞いてて良かった。

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Hayato  Matsui『逆転人生』共著者
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