ノンアルクラフトビールをつくる理由①地方の新たなシーンをつくる
私は出身は千葉で、大学・会社は東京であったため、いわゆる首都圏で育っています。
そのため、地方にきてから、いろいろとライフスタイルが変わり、地方に来て初めて気付いたことも多々あります。
そこでの気づきをもとに、地方の活性化につながるノンアルクラフトプロジェクトがスタートしているので、このあたりをお話したいと思います。
1.車を気にしない飲み会
私は千葉出身で、大学・会社は東京のため、車をあまり使っていませんでした。使っていないからこそ移動に関しては、電車で問題もなく、不自由もしていませんでした。運転するときは、旅行のときに運転するときがあるくらい。子供ができると移動の選択はまた違ってくるんだろうなと思ってます。
(ちなみに、地方にくることもまったく考えていなかったため、車の免許はオートマの免許でマニュアル車に乗れなくて後悔してます笑)
基本的にお酒を飲むときには、誰も車のことはなにも考えずに、終電の時間だけ気にして飲んでいたように思います。
2.車を気にする飲み会
しかし、地方に来るとそうは行かず、みんながみんな車を使わずに歩いて居酒屋までいけるような所には住んでいませんし、だいたい住んでいる所は、お店があるようなところからは離れています。そのため、飲み会があるときには、飲み会の前に車をどうするかの話しから始まります。誰の車でいくか、今日はおれが飲まないから運転するよ、今度は頼むよ、とかを話したりします。代行やタクシー、ホテルなどを使わない限り必ず「飲みたいけど飲まない」人がでてきます。そのためなにも考えずに飲むとなると、普通の飲み会費+2000円~くらいが必ずかかります。それくらいみんなと飲むんだからいいじゃないかと思うかもしてないですが、毎回こうなってくると案外ばかにならない金額だなと思います(乗合とかすれば安くなりますけどね。)。単純に料理が魅力的で金額がかさむのはいいですが、こういう金額はいままで支払ったことがなかったものなので、少し気になってしまい気分よく飲めなかったりします。※解決方法としては、家近くに住めばとか、タクシーのサブスクのようなものがあればいいのかも知れないですが。。笑
※ここでの地方は岩手県釜石市を指しています。ほかのエリアではお店と家が近いかもしれないですね。
3.ノンアルの選択肢のすくなさ
飲みたいけど飲めない人がでてきてしまいますし、ノンアルコール飲料はバリエーションがすくなく、ジュースのようなものは基本的に甘く、地域特有のものにあったノンアル飲料というものはかなり限られてきます。
また、これは人それぞれの個別事情によるところが大きいと思いますが(笑)、拠点を移しているくらいなので、せっかくなら地元や地方の会社にお金を落としたいという気持ちが多分にあり、基本的に選べるのであれば、少し値段が高いくらいであれば、地域の物を選びたいと思っています。とはいえ甘いジュース以外に「地方のノンアル飲料」はほとんどなく、基本的には大手のノンアルコールビールのみしか選択肢がないため、それを飲まざるを得なくて、どこか少し味気なさを感じてたりもしています。
こうした課題の観点から、ノンアルクラフトビールの可能性を模索していきました。
4.ノンアルクラフト×地方の魅力
その一方でノンアルクラフトがあることで課題を解決するだけでなく、魅力的なシーンも生まれると思います。①自然やアクティビティの相性の良さ②地方の昼食の魅力アップ
地方には多くの自然や、身体を動かすアクティビティが豊富にあります。
山・川・海・森・・・・こうしたところへのアクセスは車でいくようなところが多いと思います。また、歩いたり身体を動かしたりもしますし、場合によってはすこし危ないところを渡ったりするため、アルコールは好ましくありません。
例えば、サウナや温泉では、アルコール飲みたくなりますが、サウナや温泉のビールはとても危険です。。一時的に血行が良くなりすぎたり、血圧が下がりすぎたりするそうです。。
前であれば2時間、後であれば30分あけるのがよいと言われているため、サウナや温泉にはノンアルがピッタリです。
また山登りにおいても、山頂で絶景を眺めながらビール!!といきたいところですが、山頂=下りがあるため、アルコールを飲むことは憚れますが、ノンアルクラフトがあれば山頂を眺めながら味わうことも可能です。
ゴルフをやる人であれば一度は、「ゴルフの昼食のときにビール飲みたいけどプレイに支障がでるからノンアルを飲む」ということをしたことがあると思います。そんなときに気持ちのいいノンアルクラフトを!
スキーやスノボのお昼ご飯の際も飲みたいですが、酔っぱらってすべるのはとても危険です。自分だけでなく他の人にも影響が出る可能性があります。自分も満足して、人のことを守ることにつながる。とても素敵ですよね。川のアクティビティなら川でノンアルを冷やしておけば、アクティビティの最中でも後でもすぐに味わえる。
それと、観光の食事の観点から、1泊2日の旅なら、昼ご飯・夜ご飯は最大4食しかたべれません。車を運転することが地方観光は多いと思います。そのためお昼はお酒を飲まないことが多いような気がします。そんなときにお昼もクラフトノンアルがあれば、もっと食事が楽しめるし、もっと観光の満足度も高まる。お店もお昼の単価が上がってみんなハッピーになれると思うのです。
うん。地方×ノンアルの魅力あげはじめたらきりがないですね。。笑
ノンアルクラフトがあることで、もっと自然を存分に味わえて、そして身体の影響もなく純粋にアクティビティを楽しむことができます。自然の中で味わうノンアルクラフト、アクティビティと一緒に味わうノンアルクラフト!自分のことも人も守れるノンアルクラフト!食事と合わせるノンアルクラフト!最高!←勢い笑
5.彩りを添える存在
急にまじめになりますが笑
こうして、書いているとやっぱり思うことがあって、お酒や食べ物の場合はお酒です!食べ物です!ドーン!っていう感じですが、
ノンアルクラフトは商品単体で味わうのも素敵ですが、やっぱりシーンと関係が深いものなんだろうなと思います。もしかするとくらしやアクティビティのメインになりうるモノではないかもしれないです。
だけれども優しくそばにいてくれると、誰にでもそっと手を貸してくれて、そこにいる人やモノの魅力を引き出してくれる。ちょっと豊かな彩りのある時間や選択を生んでくれる。そんな存在なのかなと。
自分もそんな存在になりたいものです。