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読書感想文『他人の期待には応えなくていい』


元プロ野球選手の鳥谷敬氏の著書。

現役時代からよくクレバーな選手と言われていましたが、この本を読んで彼が何を考え、どのように野球と向き合っていたかが分かりました。

また、ビジネスマンにも通ずるプロとして生きる哲学が書かれていて、学ぶべきことが多いと感じます。


はじめに

まず、僕は野球が好きで阪神ファンなのです。
そして岡田監督に見出され新人時代から長期に渡り活躍した鳥谷選手のファンでもあります。

なので、ただただ鳥谷ラブな文章になるかもしれません笑。

しかし、野球に興味がない人や、鳥谷さんを知らない人であっても、彼が何を考えて野球をやっていたか、いかにして球界を代表する遊撃手になったか、その内幕を知ることは、自分の仕事や生き方をより良いものにするためのヒントになると思います。

それらについて、いくつかテーマを取り上げて書いてみます。

逆算思考→プランの細分化

野球は3割打てば成功のスポーツで、7割は失敗と言われています。

年間3割と目標を置き、月間目標、週間目標、1試合1試合…と細分化し、ヒットを打っても三振をしても一喜一憂せず、淡々と仕事をする。
その日ヒットを打てなくても、1週間であと何本打てばよい、と考えていたという。

これは一般のビジネスマンにも通ずるはず。
ゴールに向けて、月間、週間、日間で何をやり、何を達成すれば良いのかを明確にし、実行する。

そしてきちんとその計画通りに進んでいるかチェックし、遅延があったらどうやって挽回するか考えプランを修正し、実行する。その繰り返しだ。

彼は、物事を全て逆算思考で考えていたという。
プロになると決意した時も、タイガースの入団を決める時もそうだった。

アスリートを引退したこの後も、彼は何をやっても成功すると思う。

判断基準は「かっこいいか?かっこ悪いか?」

鳥谷さんは現役時代からオシャレでも有名だ。引退後はファッション雑誌やメディアにも良く出るのでさらにその印象は強い。

また外見だけではなく、内面においてもかっこいいかどうか?を基準にしてきたという。例えば、横柄な人、相手の立場を想像できない人などはダサい。そんな人を見た時に、自分はそうなりたいか?と問う。答えがNOならば、反面教師として自分を律する。

他者の目は気にしないが、自分のためになるのであれば他者の目を利用して自分の目的達成のために役立てる。
それが彼のポリシーだ。

タイトルのテーマはどこにいったんだ?

そう思われた方、はい。正解です笑。

自分が印象に残っていることから書き出したら、それに無理矢理触れるとよくわからない感想文になってしまいそうなので辞めました。

そうでなくても支離滅裂かもしれない。

他にも、鳥谷流時間の使い方、鳥谷流アンガーマネジメントなど、ビジネスマンに役立つ内容が満載で、全部に触れたらこれを書き終えるのにどれだけの時間と文字数を使うことになるか…

また、野球はそれほど好きではなかったこと、あの監督の起用方法に当時どう考えていたか、なんてことも書いてあるのだ。
野球好きなら、この本を読んだら、あの時はそういうことだったんだー!と、彼のプレーや言動が理解できてスッキリすることは間違いない。

この本を読んで改めて、鳥谷敬はカッコいい。