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骨盤矯正に対する私見

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骨盤矯正に批判的な態度を取りつつ、誰よりもフラットにその存在意義と価値について考えています。
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#文化人類学

【雑記】不定愁訴と向き合うための神様メンタリティ

目の前に小学生の子どもが2人います。 その小学生は 好きなオモチャを取った、取られたで たったいま喧嘩しています。 大人のあなたから見て 「しょーもない喧嘩」だと思うでしょう。 それは「大人」という立場のあなたから見て 「しょーもない」と思うだけで、 本人たちにとっては大真面目な聖戦です。 「おもちゃがそこにある」ということよりも 広い世界を知っている大人だからこそ、 これが小さな問題に感じられてしまうわけです。 では数学的な話をしましょう。 平面の2次元世界にいる

治療家のための文化人類学〜プラグマティズム〜

治療家のための文化人類学を執筆しています、 花田隼人(@hokkaido_wakate)です。 今回は、 実利主義とも呼ばれる哲学 「プラグマティズム」を解説します。 施術や治療における理論と どう向き合っていくかを考える ヒントになり得る哲学です。 お時間を取っていただき ぜひ最後までお読みください。 理に適っていないものごと患者の苦痛を 和らげようとするなかで、 その手段は必ずしも 正しい科学に基づいた バイオメディスンである必要はありません。 苦痛に対する治

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治療家のための文化人類学~健康観の文化的差異~

文化によって 「何を健康とするか?」は異なります。 世界を例にみて、 その健康に対する観念は 一体どのような多様性があるのでしょうか。 WHOの健康の定義は適切なのか?WHOが定義する「健康」は、 皆さんがご存じの通り、 以下のように定められています。 これはすなわち、 肉体的な健康 精神的な健康 社会的な健康 に区別して考え、 すべて独立した存在であると考えることです。 しかし、 この定義ではカバーされない分野があります。 それが、 健康について 独自の考

¥100