外国人に違和感がある和製英語 〜ガソリンスタンド・ベビーカー・
こんにちは!マレーシア人のカカです!
このタイトルを見ると、日本人が知っているかもしれませんが、日本語には曖昧なところがたくさんあります。
外国人が日本語をしゃべる時、『変なしゃべり方』または『正しくない表現の使い方』だと感じる日本人がきっといると思います。同じく、日本語を学んでいる外国人学習者達にとって、彼らの母国ではいくつの日本語の特徴がないため違和感を感じる学習者もきっといると思います。
そして、今回の話は僕が経験していた日本語の違和感です。
僕は長年日本語を勉強していますが(今でも下手くそ!)、大学で日本語を学んだ時、そして日本で日本語学科を取った時もいくつかの日本語の変なところが見つかりました。
まずは、和製英語です。
和製英語はおそらく日本語の最大の特徴だと思います。
グローバル化に連れて、以前日本語になかった言葉が世界中の人々とコミュニケーションに対応できるため、外来語を借りて、日本語に吸収されたのが和製英語のことです。
しかし、日本人はそのまま外来語を借りるのでなく、自ら改造して、自分の言語にしたのです。
例えば「ベビーカー」です。
赤ちゃんが乗る小さな車の形のものです。確かに4つの車輪ですがカーまで呼ぶとは外国人には少し違和感を感じるかもしれません。日本語には「乳母車」という言葉があるらしいですが、普通の英語なら「ストローラー」といいます。
次に「ガソリンスタンド」です。
どうして石油スタンドではないですか?これも外国人にとって少しおかしいと思います。
本来ならば「ぺトロールステーション」ですが、日本ではなぜかぺトロールはガソリンというのです。昔ガソリンがよく使われたため、各石油の種類はガソリンと呼ばれたとはわかっていましたが、言葉が時代とともにかわりつつあるものですから、ガソリンスタンドという言葉も変わった方がいいかもしれません。
次は日本語の言葉の並び方です。日本語は発音が簡単ですが、文法は学べば学ぶほど難しい言語です。そして、日本語には一つの特徴があります。それは、言葉の並び方です。以下の例を見てみましょう。一見見れば簡単ですが、それぞれの並みには協調性が異なります。
1)モールでいっしょに映画を見ませんか。
2)モールで映画をいっしょに見ませんか。
3)いっしょにモールで映画を見ませんか。
4)いっしょに映画をモールで見ませんか。
5)映画をモールでいっしょに見ませんか。
6)映画をいっしょにモールで見ませんか。
初心者の日本語のテストの中では、「次の言葉を並んで、まともな文章を作ってください」というような質問があります。
もちろん意味が伝わりますが、それぞれの並びは実は若干的に意味が違うと思います。僕も採点するときにXかOかつけるのが大変でした。他の言語は分かりませんが、僕の母語ではそんなに自由に言葉の並びが変化できません。話す時は別ですが少なくとも書き言葉ではそうです。
他にもいろいろありますが、全て語ると来年まで続いてしまいますから、ここまで終わらせてもらいます。
次回は僕と日本語と。。。勉強方法についてです。
カカさん個人のブログはこちらです。
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