在宅介護日誌 2022年10月1日(土)
横浜から実家のある福岡へ帰省した。
21時頃に実家へ到着。
待っていた母と在宅介護になった父。
リビングは介護用にすっかり様変わりしていた。
父はステージ4の食道癌で
放射線治療・抗がん剤治療・免疫治療の甲斐もなく、
転移した肝臓がんが逆に大きくなってしまったという始末。
8月に患部からの出血により危篤状態に。
輸血によりなんとか出血は止まったが、
体力的にもうもたないだろうとのこと。
残りの抗がん剤治療は副作用も強く、
余命を数ヶ月伸ばすだけの期待しか無いことから、
治療は辞め、緩和ケアに切り替えることにした。
そして「食べたい」との希望が強かったので、
食道ステントを入れて
食道を広げる手術を9月半ばに行って、
食べる練習をして
9月27日(火)に退院したばかりである。
食道ステントを入れると大体の余命中間値は3ヶ月。
主治医からもお正月は難しいけど50%の確率であるとのこと。
ステントを入れた時点で
末日のスタートが始まってしまったのだ。
コロナ禍ということもあり、
もちろんPCR検査をして陰性の確認をしてから帰っているのだが
あまり怖がらせるといけないので
介護用ベッドに横たわった父と軽く会話をし
さっさとシャワーを浴びて用意された部屋で荷ほどきをして、その日を終えることにした。
なるべく普段と変わらないように接しよう
父と母がなるべく一緒の時間を作ってあげよう
母のサポートを最大限にしよう
母の健康を私が守ろう
父と母がして欲しいことをやろう
が、今の私の目標である。
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