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22歳、社会のレールから外れた僕のリアルな話
一年を振り返りながら心境の変化を綴っていこうと思う。
影響を受けた本も紹介したい。
入社
今年の3月に大学を卒業。
4月から社会人として働き始めた。
正直やりたい仕事に就けたわけではなかった。
それでもこの会社で誰よりも成果をあげて成り上がっていく気でいた。
営業職だったので誰よりも売上をあげようと思っていた。
だが、現実はそんなに甘くなかった。
お客さんは売り上げのための、金としか思っていない営業スタイルで
上司の方から仕事を教わっている時から違和感を感じていた。
今までスポーツ一本で生きてきた人間からすると、
朝から晩までのデスクワークはかなりストレスだった。
残業は当たり前だし、自分の時間を確保するのもなかなか大変だった。
1〜2年働いて営業スキルを身につけて転職しようとは思っていた。
通勤の時間や休みの日には自己啓発の本を読んだり、営業の本を読んでいた。
・やりたい仕事ってなんだろう、
・副業しようかな、
・人生の目標ってなんだろう、
・どんな人生を歩むんだろう
こんな漠然とした思いがずっとあった。
仕事を続けていく中で体に異変が起き始めた。
突然耳がおかしくなり大きい音がザーザーなったり、
体に蕁麻疹が出たり、
食欲が湧かなくなったり、
ニキビが出るようになった。
まあ仕事始めたばかりで慣れない環境だからストレスだろうなと思っていた。
それでも続けていると次はメンタルに影響がきた。
営業スタイルに納得できないから周りの人たちが悪い人に見えたり、
言ってることも信用ならなくなり、
電話営業するのが怖くなって
電車に乗るのが怖くなった。
心身ともに落ち込んで、軽い鬱のような状態になってしまった。
このままではまずいと思い一旦、休職することにした。
母が紹介してくれた根本治療をしてくれる病院に通った。
このタイミングで良かったよ。
あと一歩遅れてたら危なかったと言われた。
自分でもそんな気はした。
会社から離れると症状はだんだんと軽くなっていった。
しばらくして少しづつ自分に余裕が出てきた。
時間も十分にある。
やっと自分と向き合う時間が作れたタイミングだったと思う。
本来、就職活動をする時に自己分析とか将来設計をするのだろう。
言い訳にはなるが、部活動で時間が取れずちゃんと将来を考えることがなかった。
今までやってきたスポーツ(ラグビー)で就職活動をしようと思っていた。
企業のセレクションを受けてどこかに入れればいいかなぐらいの感じだった。
それがセレクションの中で怪我をしてしまった。
膝の前十字靱帯断裂という手術が必要な怪我をしてしまった。
スポーツでの就職ができなくなったので急いで合同説明会などに参加して会社を探したという感じだった。
退職
やっと自分と向き合う時間ができた。
「ストレングスファインダー」をやってみたり、
「やりたいことの見つけ方」の類いの本を読んだり
コーチングの体験を受けたりした。
どれも良いと思えたが、深く納得できるものはなかった。
だが、間違いなくやってよかった。
自分の漠然とした不安は解消されることはなかった。
・やりたい仕事をして充実したらそれでいいのだろうか
・働くってなんなんだろう
・働くために生まれて死ぬのか?
そんな時、大学時代の親友に勧めてもらった本を読み直した。
中村天風著 「運命を切り拓く」
大学3年生の時に買って読んでいた本だったが、まるで別の本を読んでいるかのように見え方が違っていた。
自分が求めていたことはこういう根源的な教えだ!
「人生の意味」とか「人間についての真理」を知りたい!
今の会社にいても状況は変わらないと思ったため
このタイミングで今の会社を退職することを決めた。
それからというもの中村天風氏に没頭していった。
出している本はほぼ全て読み、この三冊は特に読み込んだ。
※ちなみにこの3冊はメジャーリーガーの大谷選手の座右の書になっている。
・身体、心は自分じゃない!?!
・宇宙を創造した一実在がいる!?!
’’働くとかそういうこと以前の問題だ’’
・人間とはなんなのか?
・宇宙とはなにか?
・人生とはどういうものか?
自分の今までの悩みがちっぽけに思えた。
そしてこういう根源的な問題について知ることが今の自分にとって必要なんだと感じた。
中村天風氏は「心身統一法」というものを創始された方で
ヒマラヤ大聖者からの教えを元に創られた。
公益財団法人 中村天風財団(天風会)公式サイト
https://www.tempukai.or.jp/
読書の中で「心身統一法」をなんとなく理解することはできていたが
実際の体の使い方や呼吸法などの実践の理解ができていなかった。
やるからにはとことんやろうと思い、天風会の行事である夏期修練会に参加することに決めた。
天風会員にとっては一大イベントである。
・安定打坐(瞑想)
・テレパシー
・箸切り、竹切り
・運動法、健康法など
様々な体験ができたとても良い機会だった。
しかし、教えを説いた本人が亡くなっているので納得できないことも多々あった。
その後どうしても納得したくて図書館などで本を読み漁り、弟子が書いた本にも手をつけ始めた。
そこで衝撃の本に出会う。
中村天風氏が最期に残した言葉などが綴られていた。
「俺の教えを忘れてくれ」
驚きと絶望を感じた。
しかし、それとともに新たな光が差し込んできた。
ここでこの言葉に出会えてよかった。
ここに留まらず先に進むきっかけを与えてもらった。
中村天風氏には感謝しかない。
人生のどん底から生きる道を示してくれた恩人であり、師である。
「人生について」、「人間について」、「この世界、宇宙について」の学びの基盤を作っていただいた。
最初に教えを受ける人が中村天風氏で本当に良かったと心の底から思っている。
このタイミングでまた親友に本を紹介してもらった。
この本もめちゃくちゃ面白い本で没頭して読んだ。
中で紹介されている本が多くあり、それらの本もほぼ全て読んだ。
その他の船井さんの本を何冊も読ませていただいた。
オススメの数冊を紹介させていただいた。
どの本を読んでも学びがあり、気づきがあった。
・この世は波動で出来ているかもしれない
・生まれ変わり、輪廻転生があるかもしれない
・ものすごい生命力が備わっているのかもしれない
・神(創造主)がいるかもしれないなど
自分の知らないことや常識としてはあり得ないことを否定するのではなく、あり得るのかもしれないと受け入れられるようになった。
科学的証明っていう言葉があるけれど、科学で証明できないことが多く存在していることを知った。
人間には無限の可能性があると思えた。
その中でずば抜けて夢中になった本がある。
ヒマラヤといえば、中村天風氏が教えを受けたところだと繋がった。
ヒマラヤでの出来事をありのまま書いてある本。
いきなりこの本を読んでも受け入れられなかったと思う。
ここまでの過程があってようやく理解できた。
一冊として無駄な本はなく、一日として無駄な日はない。
今までの全ての体験に価値がある。
本当にそう思えた。
まさにぶっ飛んだことが書いてあった。
・瞬間移動(テレポート)
・病気治し、死者蘇生
・水上歩き
・食料を空間から出す
・想念で映像を映し出せる
あり得ないことはないんだろうなと思えた。
ヒマラヤに行きたい。人間の目指すべき境地はこういうことなのではないか
自分もこうなりたいと思った。
そこからヒマラヤについて調べている中で衝撃的な出会いを果たす。
まさかの日本人でヒマラヤ大聖者になられた方がいた。
多くの本を出版されていることを知った。インドでは人々に祝福を与える存在。本を何冊か読み、この人は本物だと思った。
世界平和のために瞑想の指導をされている。
ヒマラヤの大聖者から直接指導を受けることができる奇跡。
私は、ヨグマタから教えを受けることを決めた。
中村天風氏と同じ学びが出来ることにものすごく嬉しさを感じた。
現在、瞑想をして自己の内側への旅を始めたところである。
ざっと一年を振り返ってみたがこんな感じの意識の変化があった。
人生に対して本気で向き合うことができた一年だった。
22年間生きてきて最も苦しい年であり、また人生のターニングポイントであり、最も成長できた一年だった。
一人一人にその時に必要な学びが訪れるようになっているんだなと改めて感じた。
病んでしまうぐらいのメンタルに衝撃がくるような出来事がなかったら、
こんなにも真剣に人生について考えなかっただろう。
働かなければならないという囚われから、強制的に引き剥がされたことによって広い視野を獲得することができた。
この人間から伝えたいこと
一つ伝えられることは、
「病んでしまうのは悪いことじゃない。むしろ健全でありチャンス!」ということ。
この世界に違和感を覚え、周りの常識や一般論に押し潰されてしまっただけ。
あの夏目漱石は言っている。
・・・しかし現下の如き愚なる間違ったる世の中には正しき人でありさえすれば必ず神経衰弱になる事と存候。
これらの人に逢う度に君は神経衰弱かときいて然りと答えたら普通の徳義心ある人間と定める事に致そうと思っている。
この世に神経衰弱に罹らぬ奴は金持ちの魯鈍か、無教育の無良心の徒か、さらすば二十世紀の軽薄に満足するひょうろく玉に候。
現代語訳すると、
「現代のこの世の中では、正しい人なら必ず神経衰弱(鬱)になる。
その人に神経衰弱(鬱)かと聞いて、「そうだ」と答える者を道徳心がある者だと認識する。
鬱にならないものは、金持ちか、教育を受けていない道徳心のない人間か、
自分のエゴや欲を満たすことに満足する愚か者である。」
今の世界を見ていると世の中はエゴや欲で溢れかえっている。
自分の中にもエゴや欲がこびりついている。
それを手放し、囚われを無くしていく。
自由になっていく。
愛、調和、慈愛の存在になっていく。
意識の進化、人間性の向上、人格の向上をしていく。
人間がこの世に生を受けた理由は、どうやらエゴを満たすためではないようだ。
今の生活に違和感を感じている人、
世の中に不満を感じる人、
心が不安で落ち着かない人、
欲望に囚われている人、
瞑想という内側を知り、整えていくことが人生を向上させるきっかけになるだろう。
この経験を書くことによって、何か感じてもらえたらいいなと思っている。
一冊でも、興味のある本を読んでみてほしい。
そして、語り合えたら最高だ!!
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